ビズリーチのHRMOS経費、出張精算AIレビュー機能のβ版を提供開始
株式会社ビズリーチは、運営するクラウド経費精算システム「HRMOS経費」において、出張に伴う経費精算の申請内容が社内ルールに適合しているかをチェックする「出張精算AIレビュー機能(β版)」をリリースしました。本機能は、経費申請の差し戻しを減らすことを目的とした「AI申請レビュー機能」の第1弾として提供されます。人の目による最終チェックを前提としつつ、AIをサポート役として組み込むことで確認作業の正確性を高める狙いがあります。
開発の背景と経理業務における課題

「HRMOS経費」は、前身であるイージーソフト株式会社運営の「eKeihi」から現在に至るまで25年以上にわたり経理業務向けに提供されてきました。経理業務では正確性が重視される一方で、会社独自の複雑なルールを満たしているかどうかの判定は属人化しやすく、確認の手間がかかる点が課題となっていました。
開発にあたり同社が実施した経理担当者へのアンケート調査では、「経費精算システムの中でAIにサポートしてほしい機能」として「インボイス適用や税率判定をする機能」が44.7%、「領収書と申請内容を照合する機能」が43.4%、「申請内容(用途・金額等)の妥当性を確認する機能」が35.8%という結果になりました。上位2項目については既存のAI-OCR機能で対応できる一方、3位の妥当性確認には社内ルールに沿った複雑な判断が必要となることから、今回の機能開発に至ったとしています。
自然言語でのルール設定と申請者のセルフチェック

第1弾としてリリースされた機能では、企業ごとにルールが異なりやすい出張精算の自由入力欄をレビュー対象としています。従来のシステムでは日付や上限金額といった明確なルールの自動チェックに限られていましたが、本機能では管理者が自然言語でプロンプト(指示文)を入力するだけで、自社独自のチェック観点を設定できます。
申請画面で「AIチェック」ボタンを押すとリアルタイムで内容がレビューされ、不備がある場合は「要確認」のアラートが表示されます。AIが1次フィルターとなることで申請者自身による事前の確認を促し、差し戻しに伴う経理担当者の負担軽減を図ります。また、「特定の行き先の場合は備考欄に補足を記載する」「事前申請と実績期間が不一致の場合は理由を記載する」といった、複数項目を掛け合わせた条件付きルールの設定にも対応しています。
今後の展開とシステム・企業の概要
本機能はβ版として提供が開始され、今後は利用者の要望に応じながら、会社独自のルールへ柔軟に対応できるようAI機能の拡張が進められる予定です。
- サービス概要
- HRMOS経費:交通費、出張費、会議費、交際費などの申請・承認・支払い処理を一元管理するクラウド経費精算システム。100種類以上の会計システムとの連携実績を持つ(URL:https://hrmos.co/keihi/)
- HRMOSシリーズ:採用から人財活用までを支援するサービス群。「HRMOS採用」「HRMOSタレントマネジメント」「HRMOS勤怠」「HRMOS労務給与」などを展開(URL:https://hrmos.co/)
- 株式会社ビズリーチ概要
- 代表取締役社長:酒井哲也
- 所在地:東京都渋谷区(拠点は東京本社のほか大阪、名古屋、福岡、静岡、広島)
- 事業内容:転職サイト「ビズリーチ」、「社内版ビズリーチ by HRMOS」、「HRMOS」シリーズ、「ビズリーチ・キャンパス」などの運営。VisionalグループにおいてHR TechのプラットフォームやSaaS事業を担当(2009年4月設立、URL:https://www.bizreach.co.jp/)
本記事は株式会社ビズリーチの発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



