日本空港ビルデング、ＦＵＪＩ、ネットスターズ、J＆J Tax Freeの4社は、専用アプリで事前予約した商品を消費税免税で受け取ることができる「HANEDA TAX FREE ロッカー」を共同開発し、2024年7月9日より羽田空港第2ターミナル国際線エリアと第3ターミナルで運用を開始した。

このロッカーは、中国の人気アプリ「WeChat」内のショッピングサイトで事前注文した日本の人気商品を、消費税免税手続きを完全電子化した無人ロッカーで受け取れるサービスだ。日本を訪れる中国人旅行者をターゲットに、旅行中に購入した商品を持ち歩くことなく快適な「手ぶら観光」を可能にする。

ロッカーは、羽田空港第2ターミナル国際線の3F出発ロビー団体カウンター横（5時から最終便出発まで）、第3ターミナルの3F出発ロビーインフォメーション前（24時間）、3F京急線エリアマツモトキヨシ前（6時から23時）に設置される。

利用方法は、WeChatアプリをインストールし、読み取りコードをスキャンしてサイトにアクセスするだけ。事前予約で免税手続きが完了するため、旅行者は到着時にロッカーで商品を受け取るだけでよい。

HANEDA TAX FREEロッカーは、これまで有人で行っていた消費税免税販売手続きを完全電子化した画期的なサービスだ。今後は中国人以外の旅行者も視野に入れたサービス展開も検討しているという。羽田空港の利便性がさらに向上しそうだ。