任天堂が2024年3月期決算を発表、売上高と利益が増加
任天堂は5月7日、2024年3月期の連結決算を発表した。売上高は前期比4.4%増の1兆6718億円、営業利益は同4.9%増の5289億円となった。
主力のゲーム専用機「Nintendo Switch」のハードウェア販売台数は1570万台で、前期から12.6%減少したものの、ソフトウェアは1億9967万本を販売し、デジタル売上高比率は50.2%に達した。
新作タイトルでは「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」が2061万本、「Super Mario Bros. Wonder」が1344万本のセールスを記録。「マリオカート8 デラックス」「Nintendo Switch Sports」など発売済みタイトルも堅調に推移している。
2025年3月期の連結業績予想については、売上高1兆3500億円、営業利益4000億円を見込む。為替レートは1ドル140円、1ユーロ155円を前提としている。
また、スーパーマリオの新作アニメ映画を制作中で、2026年4月の全世界公開を目指す。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、『ドンキーコング・カントリー』をテーマにしたエリアが2024年後半にオープン予定だ。京都府宇治市には「ニンテンドーミュージアム」が今秋開業する計画で、任天堂IPに触れる人口のさらなる拡大を図る。