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武蔵野大学が韓国研究財団の事業に選定 日韓共同で社会的孤立を研究へ

武蔵野大学人間科学研究所の野中 俊介准教授と城月 健太郎教授が海外共同研究として参画する研究課題「ライフサイクル別の社会的孤立の理解と社会的つながりの回復に向けた融合研究」が、韓国研究財団(National Research Foundation of Korea:NRF)の2026年度「グローバル人文社会融合研究支援事業(コンソーシアム型)」に選定された。本研究は、社会的孤立をライフコースの視点から捉え、その発生・維持・回復のメカニズムや支援・政策について、韓国の高麗大学や慶熙大学と共同で研究するものだ。武蔵野大学は唯一の海外研究機関として、2026年9月から5年間にわたり参画する。

日韓の4研究所による共同研究体制を発足

社会的孤立は若者から高齢者まで幅広い世代に関わる社会課題となっており、特にひきこもりをはじめとする問題は個人の置かれた環境やライフコースの中で複雑に生じるため、世代や分野を横断した研究と支援・政策の検討が求められている。武蔵野大学人間科学研究所は、これまでひきこもり研究や韓国の研究機関・研究者との共同研究、シンポジウムなどを通じて研究・交流を進めてきた。

こうした研究交流を背景に高麗大学から国際共同研究への参画打診があり、協議を重ねた結果、同研究所が海外共同研究機関としてコンソーシアムに参画することが決定した。研究は高麗大学KU心の健康研究所を中心に、高麗大学高齢社会研究院、慶熙大学グローバル琉球・沖縄研究所、武蔵野大学人間科学研究所の4研究所によるコンソーシアムで実施される。

本研究では、社会的孤立をライフコースの視点から捉え、その発生・維持・回復のメカニズムや支援・政策のあり方を学際的に研究する。武蔵野大学は青年期・中年期のひきこもりや社会的孤立に着目し、日本と韓国における心理・行動的な維持要因と回復過程の共通点と相違点を検討する予定だ。

参加する野中 俊介准教授は、国際的な視点からひきこもりの評価法や支援のあり方を検討し、研究成果を実際の支援や政策につなげていきたい旨を示している。また城月 健太郎教授は、国際比較を通じて双方の国の特徴を理解し、効果的な支援や政策に関する知見を見出すとともに、韓国の各機関との連携や発展的な関係に向けた情報発信を行いたいとしている。

研究概要

  • 研究課題:ライフサイクル別の社会的孤立の理解と社会的つながりの回復に向けた融合研究
  • 研究期間:2026年9月~2031年8月(予定)
  • 研究代表機関:高麗大学KU心の健康研究所
  • 研究参加機関:高麗大学KU心の健康研究所、高麗大学高齢社会研究院、慶熙大学グローバル琉球・沖縄研究所、武蔵野大学人間科学研究所
  • 本学研究メンバー:野中 俊介准教授、城月 健太郎教授
  • 研究費:100億ウォン(コンソーシアム全体)

なお、本事業を実施する韓国研究財団(NRF)の「グローバル人文社会融合研究支援事業」は、人文・社会科学分野において国内外の研究者・研究機関が連携し、学際的・融合的な研究を推進するための支援事業である。

武蔵野大学の概要

東京都江東区に拠点を置き、学長を小西 聖子が務める武蔵野大学は、1924年に設立された武蔵野女子学院を前身とする総合大学だ。2003年の名称変更や2004年の男女共学化を経て発展を続け、現在は13学部21学科、14大学院研究科、通信教育部などを擁し、学生数は14,000人超となっている。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部、2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設したほか、2023年に国内初のサステナビリティ学科、2024年に世界初のウェルビーイング学部、2026年に通信教育部国際データサイエンス学部を開設している。

本記事は武蔵野大学の発表をもとに作成されています。

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