山形・西川町長ら自治体初のNFTで出稼ぎ、高齢者福祉の財源に

山形県西川町が、日本最大級のNFTマーケット「HEXA(ヘキサ)」において、町長に講演を依頼できる権利と副町長に何でも相談できる権利をチケットNFTとして販売する。これは自治体が発行するチケットNFTとしては日本初の事例だ。

西川町は本年度に「かせぐ課」を設置し、町の財源確保のために自ら稼ぐ取り組みを行っている。その一環として、菅野町長と内藤副町長自らが町のために出稼ぎし、高齢者福祉施策に向けた財源確保を図る。さらに講演や面談を通じて、西川町の先進的な取組みや町長の想いを全国に発信し、町のPRも目的としている。

菅野町長に講演を依頼できる権利NFTと内藤副町長に何でも相談できる権利NFTは、西川町管理のもとでHEXAで転売可能な、残高譲渡型前払式支払手段であるチケットNFTとなる。町長NFTには12回分(1時間×12回)を5個、各50万円で、1回分を10個、各5万円で販売。副町長NFTは1回分(1時間×1回)を10個、各1万円で販売する。

NFTのデザインは、西川町の公認NFTクリエイター「おきなさん」の協力を得て作成。西川町では、デジタル住民票NFTコミュニティや公認NFTクリエイターコミュニティなど、町外の方の協力を得てNFTプロジェクトを進めている。

西川町は山形県中央部に位置し、人口約5千人。豪雪地帯で、清流日本一の寒河江川が流れ、月山湖を中心に自然に恵まれた町だ。国道112号や山形自動車道が通る交通の要所でもある。

HEXAは日本円だけでもNFTの発行や売買ができる日本のNFTマーケットプレイス。クレジットカード決済でPCやスマホから簡単にNFTを購入でき、仮想通貨やウォレットは不要だ。WEB3.0型オンラインサロンやファンクラブなどのコミュニティ機能、記事の続きを読む権利NFTを搭載した「6ブログ」機能も備えている。