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KOTARO NUKAGAでコア・ポアの個展が2026年9月に開催へ

東京・六本木のギャラリー「KOTARO NUKAGA(六本木)」で、ロサンゼルスを拠点とするアーティスト、コア・ポアによる個展「Points of Entry」が2026年9月26日から11月7日まで開催されます。本展では、オリエント絨毯の構造を絵具で描き起こし、多様な地域の伝統文様やモチーフを重ね合わせる〈Poly Painting〉シリーズの新作が発表されます。

移動の歴史と異文化の交差を描く新作

本展では、船、鉄道、車、飛行機という4つの交通手段を軸とした作品群が公開されます。南蛮船や蒸気機関車、人力車、初期の自動車、旅客機など、異なる時代のイメージを一つの画面に重ね合わせることで、人や物、文化が国境を越えて移動してきた歴史を表現しています。

画面上には、日本人が描いた西洋の人々と、西洋の画家が描いた日本のイメージが共存しています。コア・ポアは日本の鎖国と開国の歴史を現在の移民や国境をめぐる問題へとつなぎ、内側と外側の間に立つ視点を提示しています。

旅する文様とAIを活用した制作手法

作品を囲む縁取りには、船に青海波、鉄道に麻の葉と星文、車に七宝繋ぎ、飛行機に雲文といった各モチーフに応じた文様が描かれています。これらは日本で親しまれてきたとともに、地域を越えた交流のなかで受け継がれ変化してきた意匠です。作家にとって絨毯は「家」であると同時に「移動」の象徴であり、画面を縁取る文様も文化の旅を物語っています。

また、今回の制作においてコア・ポアは、欠損していたり画質が低かったりする歴史資料のイメージを補完するため、初めてAIを用いました。AIによる出力を構図検討の素材としつつ、最終的な画面は作家自身の手で描かれています。キャンバスには絨毯の経糸と緯糸を思わせる細かな目が描かれ、完成後に表面を削ることで下層を露出させる手法がとられています。

作家略歴

コア・ポア(Kour Pour)は1987年イギリス・エクセター生まれで、ロサンゼルスを拠点に活動しています。2010年にオーティス・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業し、米Forbes誌の「30 Under 30」アート&スタイル部門に2015年と2017年に選出されました。東京都庭園美術館やカナダのAga Khan Museumなど各国の美術館で作品を発表しています。

開催概要

  • 展覧会名: コア・ポア「Points of Entry」
  • 会期: 2026年9月26日(土)– 11月7日(土)
  • 会場: KOTARO NUKAGA(六本木)(〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F)
  • 開廊時間: 11:30 – 18:00(火 – 土) ※日月祝休廊
  • オープニングレセプション: 2026年9月26日(土) 16:00 – 18:00 ※作家在廊

本記事はKOTARO NUKAGAの発表をもとに作成しました。

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