山手線朝ラッシュ時の5G速度調査、3キャリアが180Mbps台で横並び
株式会社 ICT総研は9月8日、朝ラッシュ時の山手線5G通信速度実測調査の結果を発表した。東京都内のJR山手線全30駅のホームにおいて、平日午前7時~9時の混雑時間帯にMNO4社を対象とした測定を実施した。下り通信速度ではソフトバンク、au、NTTドコモの3社が180Mbps台で競り合う結果となった。
大手3キャリアが180Mbps台で横並び
調査の結果、下り通信速度はソフトバンクが184.7Mbpsでトップとなり、auが181.4Mbps、NTTドコモが180.9Mbpsで続いた。この3キャリアは差が小さく180Mbps台でほぼ横並びとなった一方、楽天モバイルは20.6Mbpsにとどまった。
4社平均の下り通信速度は141.9Mbpsを記録した。2025年6月に同様に山手線全30駅で測定した際の4社平均下り速度131.8Mbpsと比較して、10Mbps程度速い結果となっている。

下り通信速度の平均値が向上した要因として、基地局からコアネットワーク設備までを5G専用で構成した「5G SA」対応エリアの拡大や、auの「5G Fast Lane」、ソフトバンクの「Fast Access」といった通信優先制御サービスの普及が挙げられている。

特にソフトバンクは、2025年6月調査の下り通信速度156.7Mbpsに対し、今回は184.7Mbpsと28Mbps通信速度を向上させた。なお、今回の調査における上り通信速度は4社平均で32.6Mbpsであった。


高速・大容量な通信ができる状態の際にアンテナピクトに表示される「5G+」の受信回数比率は、全30地点・各3回(合計90回)の測定において、auが95.6%でトップとなった。ソフトバンクが90.0%、NTTドコモが86.7%、楽天モバイルが73.3%で続いた。2025年6月調査で見られたアンテナピクト「4G」表示は、今回の調査ではほとんど見られなかった。
駅別では新大久保駅が最速を記録
駅ごとの4社平均下り通信速度では、新大久保駅が286.1Mbpsで最速となった。田町駅(268.4Mbps)、目白駅(254.7Mbps)、高輪ゲートウェイ駅(244.4Mbps)がこれに続いた。
一方、下り通信速度が遅かった駅は、高田馬場駅(35.3Mbps)、渋谷駅(40.4Mbps)、日暮里駅(55.7Mbps)であった。
調査概要
- 調査対象:NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社
- 調査期間:2026年9月1日~4日(平日の午前7時~9時)
- 測定地点:JR山手線 全30駅ホーム
- 測定端末:Google Pixel 10a
- 測定ツール:Google「インターネット速度テスト」(1地点あたり下り・上り各3回測定)
- 測定条件:「5G優先」設定、通信速度制限のないプランを選択。「5G SA」(NTTドコモ、au、ソフトバンク)、「5G Fast Lane」(au)、「Fast Access」(ソフトバンク)が利用できるプラン・設定で測定
本記事は株式会社 ICT総研の発表をもとに作成。
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