アマナとカディンチェ、AI生成と3DCGを融合した制作サービスP.A.R.提供へ
株式会社アマナは、グループ会社のカディンチェ株式会社と共同で、AIによる画像生成と高精度な3DCGを融合させた新たなクリエイティブサービス「P.A.R.(Product AI Realization)」の提供を開始すると発表した。
プロダクトの企画・開発や広告制作の初期段階から製品の「見え方」を具体的に可視化し、関係者間のイメージ共有や意思決定を支援する。



開発の背景と制作現場における課題
プロダクトの企画や広告ビジュアル制作では、完成形ができるまで具体的な見え方を共有しづらく、制作が進んだ段階で「想定と違う」といった認識のズレが生じる課題があった。これにより、承認のやり直しや制作の手戻りが発生し、関係者間のコミュニケーションコストが増加する要因となっていた。
また、画像生成AIの進化により迅速なイメージの可視化が可能になった一方で、AI単体では実在する製品の形状や細部を正確に再現し、広告品質まで仕上げることに難しさがあった。そこで両社は、表現やアイデアの拡張にAIを活用し、製品自体の正確な再現には3DCGを用いる手法として「P.A.R.」を開発した。
P.A.R.では、AIカンプによる方向性の検討から、3DCGによる正確な製品再現、最終ビジュアルの制作までを一連のプロセスとして提供する。主な特徴は以下の通り。
- AIカンプによる完成イメージの早期可視化
簡易CGと自然言語プロンプトを組み合わせ、製品のアングルや構図を反映したAIカンプを制作する。複数のビジュアルを比較検討することで、初期段階から関係者間の認識を合わせられる。
- AIと3DCGの融合による正確性の確保
AIが生成した背景や空間表現に対し、製品部分には高精度な3DCGを使用する。AIの表現力を活かしながら、製品の形状やディテールを正確に再現する。
- 撮影不要の「AI-HDRIライティング」(特許出願中)
AIで生成した360度の環境光データを3DCG空間の光源として活用し、背景と3DCGプロダクトを自然に融合させる。これにより、ロケハンや現地でのデータ取得といった撮影工程を効率化する。
想定される活用シーン
同サービスは、クリエイティブ、マーケティング、商品開発などの担当者に向けたものとなっている。生成AIを用いた制作で商品の正確な再現に課題を感じている企業や、ブランドイメージを損なわずにAIを実務導入したい企業、開発初期から見え方を可視化して意思決定を早めたいケースなどでの活用が想定されている。
企業概要
株式会社アマナ
- 代表者:代表取締役社長 金子剛章
- 所在地:東京都品川区東品川2-2-43
- 設立:1979年4月
- 資本金:100百万円
- 事業内容:ビジュアルコミュニケーション事業
カディンチェ株式会社
- 代表者:代表取締役 青木崇行
- 所在地:東京都品川区東品川2-2-43
- 設立:2008年8月8日
- 事業内容:XRやAIの研究開発、ソフトウェア受託開発、サービス運用
本記事は株式会社アマナの発表をもとに作成。
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