キャンプ女子、福岡でお香原料を栽培する地産地消プロジェクトを開始
キャンプ女子株式会社が運営するお香ブランド「CRYSTAL INSENCE」は、お香の原料となるタブノキとホワイトセージを福岡の畑で育てる「香りの地産地消」プロジェクトを開始しました。あわせて本取り組みは、令和8年度 福岡市ソーシャルスタートアップ成長支援補助金の認定を受けています。ふるさと納税の仕組みを活用し、福岡の地で原料を育てて還元する循環型のモデルを目指します。
原料の国産化を目指す背景
ホームフレグランス市場が伸びを見せる一方で、お香の原料の9割以上は海外産となっています。お香を棒状に成型するつなぎとなるタブノキの樹皮粉(タブ粉)について、水車を使って製粉している製粉所は日本に2社のみとなっており、職人からは事業継続への危機感も示されています。国内で香りの文化が続く中、国内産の素材確保が課題となっています。

本プロジェクトでは、福岡に自生するタブノキとホワイトセージの栽培に取り組みます。
多湿な日本での栽培が難しいとされるホワイトセージは、愛知・糸島・阿蘇の3農園での試験栽培を経て、糸島市と福岡市東区の畑に苗100本を植えます。1年目に株を育て、2年目の秋の初収穫を経て、3年目に国産原料のお香第一号を完成させる目標を掲げています。
成木まで20メートル級の大木となり樹皮の採取までに数十年を要するタブノキは、まずは糸島の農園に少数を植樹することから開始し、長期的な視点で手入れを継続していく方針です。

本取り組みは、令和8年度 福岡市ソーシャルスタートアップ成長支援補助金(認定数5社)に「国際天然お香『クリスタルインセンス』の海外展開による伝統工芸の継承」として認定されています。

同補助金はふるさと納税を原資としています。福岡市へのふるさと納税(クラウドファンディング)を通じて集まった寄付金により原料を栽培し、将来的には福岡市の返礼品として還元する循環の創出を図ります。寄付者は明太子やあまおう、博多和牛などの返礼品を選びつつ使い道として本プロジェクトを指定できるほか、返礼品なしでの支援も選択可能です。
映像作品の公開とプロジェクト概要

ブランドムービーとして、映像制作チーム MIMOSA STUDIO の11人のディレクターがそれぞれ制作した11通りの作品のうち、佐藤 朋美氏が演出・編集を手掛けた「JIRIRITA 自利利他」がプロジェクト紹介作品として公開されました。残る10作品も9月以降に順次公開される予定です。
クラウドファンディングの概要は以下の通りです。
- 名称:消えゆく“お香の原料”を福岡で育てる。香りの地産地消への挑戦
- 実施先:ふるさと納税forGood(福岡県福岡市)
- 目標金額:300,000円
- 期間:2026年10月末まで
- 使い道:原材料費・種苗費/圃場整備・栽培管理費/新商品開発費/イベント運営費/広報費
- プロジェクトページ:https://furusato-forgood.jp/projects/000493
※目標金額の達成に関わらず返礼品が送付され、寄付金は返礼品の有無に関わらず全額が本プロジェクトに活用されます。

CRYSTAL INSENCEは2024年に誕生した福岡発のお香ブランドです。天然素材100%・無添加にこだわり、水車を使った伝統製法による無農薬のつなぎ粉と国産天然水晶の微粒子のみを使用しています。八女杉、屋久杉、白檀などの素材名を冠した商品を展開し、2026年3月時点で累計25万本を記録しています。ブランドを手掛ける香司の柴垣 道宏氏は、化粧品メーカー勤務を経て2019年にキャンプ女子株式会社を設立し、翠風流で香道を学んでいます。
- 社名:キャンプ女子株式会社(CAMP JYOSHI Inc.)
- 所在地:福岡県福岡市博多区博多駅南3-15-30-511
- 設立:2019年6月
- 共同代表:橋本 華恋/柴垣 道宏
- 事業内容:キャンプ場のDX・運営支援/観光・インバウンド支援/広報・PR支援/AI活用研修/お香の製造販売
- URL:https://www.camjyo.com
本記事はキャンプ女子株式会社の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



