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チャドクガ被害者の67.3%が誤った応急処置 アイシークリニックが実態調査

医療法人社団鉄結会アイシークリニックは、過去5年以内に毛虫皮膚炎を経験した全国の男女300名を対象に実施した「毛虫皮膚炎とチャドクガに関する意識調査」の結果を公表しました。調査の結果、被害経験者の67.3%が「かいた」「すぐ水で流した」など症状を悪化させるリスクのある誤った対処を行っていた実態が明らかになりました。また、チャドクガの発生ピークが秋(9〜10月)にも訪れることを知らなかった人は78.7%に上っています。

6割以上が誤った初期対応を実施 秋の発生認知は2割強

毛虫に触れた直後の対処について尋ねたところ、「かいた」「すぐ水で流した」「手で払った」と回答した人が合計で67.3%に達しました。これらは毒針毛を皮膚に押し込んだり周囲に広げたりするリスクがある行為とされています。一方、正しい対処とされる「粘着テープで除去」を実施した人は18.0%にとどまりました。

また、チャドクガの発生時期に関する設問では、年2回(春と秋)発生することを正しく認識していた人は21.3%にとどまり、78.7%が秋のピーク(9〜10月)を知らないと回答しました。特に「春のみ」と誤認していた人が43.3%を占め、秋の庭仕事や公園利用時における注意喚起の必要性が示されています。今後知りたい情報としては「正しい応急処置の方法」が72.3%で最多となりました。

4割超が受診せず市販薬等で対処 約3人に1人は症状が2週間以上継続

発症後の医療機関受診状況については、41.0%が皮膚科を受診せず、そのうち28.0%が市販薬のみで対処していました。

毛虫皮膚炎の症状が続いた期間では、33.3%(約3人に1人)が「2週間以上」と回答しました。早期に皮膚科を受診した人では1週間以内に改善したケースが多い一方、受診しなかった人では長期化する傾向が見られたとしています。

医師による正しい応急処置と受診の目安

アイシークリニックの髙桑康太医師によると、チャドクガの毒針毛は長さ0.1mm程度と微細であり、手で払ったり水で流したりすると毒針毛が広範囲に拡散する原因になります。正しい手順として、まず粘着テープ(ガムテープなど)を皮膚表面に優しく貼って剥がす動作を数回繰り返して毒針毛を除去し、その後に流水で洗い流すことが推奨されています。

また、かゆみが生じても掻きむしると二次感染(とびひなど)のリスクが高まるため、患部を冷やすなどの対応を行い、できるだけ早く皮膚科を受診してステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬による適切な治療を受けることが重要であると説明しています。着用していた衣服は他の衣類と分けて粘着テープで毒針毛を除去後、50℃以上のお湯で洗濯することが対策として挙げられています。

調査概要

  • 調査対象:過去5年以内に毛虫皮膚炎(毛虫による皮膚トラブル)を経験したことがある全国の20〜60代の男女
  • 調査期間:2026年8月17日〜8月26日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象人数:300名

本記事は医療法人社団鉄結会アイシークリニックの発表をもとに作成しました。

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