リクエスト、日常の仕事で試す入門資料 はじめてのアート思考 を無料公開
組織行動科学の研究や教育開発を手がけるリクエスト株式会社は、組織で働く人が日常の業務を通じてアート思考を試すための入門資料「はじめてのアート思考」を無料公開した。資料は本編13ページと学術補論10ページで構成される全23ページのPDF形式となっている。アート思考に興味を持ちながらも実践方法に悩む人に向けて、自身の仕事に置き換えて考えられる入口として制作された。
日常業務の振り返りから始める実践構成

同資料は、専門用語の解説から入るのではなく、日常業務の中で立ち止まる場面を出発点としている。提案が採用されなかった架空の事例などを通じ、正解となる対処法を探すのではなく、それまで当然としていた仕事の捉え方をどう見直すかという思考の過程をたどる内容となっている。


また、読者が自身の業務で実践する際の手順も盛り込まれている。うまくいった理由が十分に説明できない仕事などを題材に、考えを外に出して見直す方法や、補助としてのAI活用、現実の相手への事実確認などを通じて、個人の気づきを組織の選択へつなぐ記録の扱い方を提示している。


実践の背景を整理した学術補論10ページを収録



本編の実践を支える根拠を確認できるよう、資料には10ページの学術補論が収録されている。各研究の方法や対象、主要な知見に加え、本編の実践との対応関係や適用範囲の限界が整理されている。


補論では、関心の発達モデルに関する研究(Hidi & Renninger, 2006)や、建築設計のスケッチから意図しなかった特徴を発見する研究(Suwa et al., 2000)、他者の視点を想像するだけでなく直接得ることの重要性を示した実験(Eyal et al., 2018)、構造化された振り返りの効果に関するメタ分析(Tannenbaum & Cerasoli, 2013)などが紹介されている。
実践と記録を通じて検証を進める位置づけ
リクエストは、今回の資料について、先行研究と実務上の観察をもとに構成した実践・記録・検証のための内容であるとしている。アート思考一般に共通する唯一の定義や、効果が実証済みの標準手法を主張するものではなく、実践の記録を通じて導入の使いやすさや適用条件を確かめていく位置づけと説明している。
資料はPDF形式で無料公開されており、個人での振り返りや社内での導入検討などに活用できる。
リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学の研究と教育開発、企業の組織学習や判断形成の実践支援を行っている。
- 会社名:リクエスト株式会社
- 代表者:代表取締役 甲畑 智康
- 所在地:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
- 公式サイト:https://requestgroup.jp
本記事はリクエスト株式会社の発表をもとに作成
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



