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カゴメが株主向けにポルトガル見学ツアー開催 トマト圃場や工場を視察

カゴメ(愛知県名古屋市、代表取締役社長:奥谷晴信)は、個人株主を対象とした海外拠点見学ツアーを2026年8月22日から28日にかけてポルトガルで開催した。昨年に続き2回目となる同国でのツアーには6組10名が参加し、トマト圃場や現地の加工拠点を巡った。参加者は生産現場の視察や現地従業員との交流を通じて、同社のものづくりの考え方や国際事業展開への理解を深めた。

欧州の重要拠点でトマト圃場や加工工程を視察

今回のツアーでは、フードサービス業態や食品製造業向けにトマトペーストやピザソースなどを製造・販売するグループ重要拠点「Holding da Industria Transformdora do Tomate, SGPS S.A.(HIT)」およびその圃場を訪問した。

参加した株主は、原料となる加工用トマトの作況説明を受けたほか、品種ごとの味比べ試食を体験した。またHITの工場では、収穫期ならではの生トマトの加工やピザソースの製造ラインを見学した。さらに、温室効果ガス排出量削減に向けた再生可能エネルギーの活用や省エネ設備、水使用量削減の取り組みなど、海外拠点における環境対応の設備も公開された。

国際事業の説明や現地スタッフとの交流を実施

見学に先立って行われたウェルカムセッションでは、品種・栽培技術開発から一次・二次加工に至るバリューチェーンの概要や、2026年1月に子会社となった英国Silbury社を含めた欧州市場への取り組みが説明された。あわせて、研究拠点「グローバル・アグリ・リサーチ&ビジネスセンター」の活動や、環境負荷の低いトマトビジネスに向けた研究資源・栽培技術のノウハウについても紹介された。

滞在中には、CEOを含む現地スタッフとの懇親会が開催されたほか、HITのオフィス内食堂を利用するなど現地の福利厚生の取り組みに触れる機会も設けられた。参加した株主からは、一貫した事業展開や環境負荷低減の取り組みを知ることができた点や、大規模農業の実態に触れられた点などを評価する声が上がった。

多層的なコミュニケーションで株主との対話を推進

カゴメは株主を「ファン株主」と呼び、対話と交流の機会を設けている。海外拠点見学ツアーは国際事業やサステナビリティへの取り組みを体感する場として2023年にオーストラリアで開始され、2025年と2026年はポルトガルで実施された。なお、今回のツアー参加費用は株主負担となっている。

同社では海外ツアーのほかにも、多層的なコミュニケーション施策を展開している。

  • 株主総会における事業活動展示コーナーの設置
  • メールによる情報提供サービス「KAGOMAIL」の配信
  • オンライン形式の「社長と語る会」や個人投資家向け決算説明会の開催
  • アンケートを同梱した株主優待の送付(10年以上保有者には記念品を贈呈)
  • 「カゴメ野菜生活ファーム富士見」(長野県)や国内工場での見学会(オンライン含む)
  • トマトの苗プレゼント企画(2026年は2,000名に配布)

同社は今後も株主との多層的なコミュニケーションを通じて、事業活動への理解促進と意見の収集を進める方針としている。

本記事はカゴメ株式会社の発表をもとに作成。

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