田原本町とReGACYの共創事業、バイオものづくりでスタートアップなど7者採択
ReGACY Innovation Group株式会社と奈良県田原本町は、共同で実施する「たわらもとReBORNプロジェクト」において、令和8年度の採択者としてスタートアップ4社と研究者3名の計7者を決定しました。同年度は「バイオものづくり」をテーマに、農業や医療、分析技術、遺伝子編集などの領域で事業開発に取り組む対象が選定されています。2026年8月24日には「TAWARAMOTO ちゅうしんReBORN STUDIO」でキックオフイベントが開催され、各採択者が事業概要と今後の実証内容を発表しました。
地域資源を生かした産業クラスターの創出を目指す
田原本町は、地域にかせぐ力を育み、持続可能な経済基盤を再構築することを目指して、令和7年度に「たわらもとReBORNプロジェクト」を立ち上げました。
同プロジェクトでは、町内の人のつながりや既存産業、農地、関西主要都市へのアクセス、周辺大学や研究機関の研究シーズなどを生かし、「バイオものづくり」をテーマとしたスタートアップの集積と新たな産業クラスターの創出に取り組みます。採択者は、奈良中央信用金庫の旧本店を活用した事業共創拠点「TAWARAMOTO ちゅうしんReBORN STUDIO」を拠点とし、地域事業者や大学などと連携して実証や事業開発を進める計画です。

令和8年度に採択された研究者と企業の一覧

令和8年度に採択された研究者3名およびスタートアップ4社と、それぞれの実証内容は以下の通りです。

採択研究者
- 高塚大知 准教授(国立大学法人奈良国立大学機構 奈良女子大学):持続可能な農業を実現する高機能バイオスティミュラントの開発
- 橋本由介 助教(国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学):3次元原子配列とイオン化状態を高精度に測定できる分析装置の開発
- 柳生貴裕 講師(公立大学法人 奈良県立医科大学):抜去歯の地域循環モデルの実証

採択スタートアップ
- 株式会社アグリテックプラス(代表者:前田光樹、奈良県磯城郡田原本町):イチゴ苗供給基盤の高度化に向けた植物組織培養・順化・育苗工程の開発実証
- C4U株式会社(代表者:平井昭光、大阪府吹田市):日本発の遺伝子編集技術「CRISPR」を活用した、食糧増産・食料安全保障に向けた実証
- ハインツテック株式会社(代表者:青木睦子、福岡県北九州市):独自の細胞加工技術「ナノチューブ膜スタンプ」を活用した、近隣大学等との実証検討
- MICBON株式会社(代表者:取締役 大竹義人、大阪府大阪市北区):X線・CT画像からAIで筋肉量や骨密度を定量化する筋骨格疾患予防プラットフォームの実証


2026年8月24日に開催されたキックオフイベントには、採択者のほか、地域事業者や行政、プロジェクト関係者が参加しました。

田原本町長の高江啓史氏と奈良中央信用金庫理事長の藤原達哉氏による挨拶に続いてReGACYが概要を説明し、拠点のコミュニティーマネージャーを務める株式会社ATOMicaが活動状況を共有しました。その後、採択者が技術や事業概要、実証内容を発表し、関係者との意見交換や交流が行われました。今後は地域事業者や大学との連携を進め、2027年3月頃に成果を発表するデモデイの開催が予定されています。

ReGACY Innovation Group株式会社の概要
ReGACY Innovation Groupは、2022年2月に設立され、大手企業や自治体、教育機関等からのベンチャー創出やオープンイノベーションによる事業化支援を展開しています。
- 社名:ReGACY Innovation Group株式会社
- 代表者:代表取締役 成瀬功一
- 設立:2022年2月2日
- 所在地:東京都千代田区神田神保町1丁目24-1 CIRCLES神保町Ⅱ 10階
- 事業内容:イノベーション戦略策定・実行管理、新事業インキュベーション、オープンイノベーション支援、ベンチャー投資・M&Aなど
本記事はReGACY Innovation Group株式会社の発表をもとに作成しました。
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