ABC、AI生成の中古車輸出動向レポートを無料公開 2026年7月速報
愛知県名古屋市に拠点を置くABC株式会社は、開発中の自動車販売会社向けAIエージェントツール「CarCompass」が自動生成した「中古自動車輸出動向レポート(2026年7月 動向速報)」の無料公開を開始しました。本レポートは財務省貿易統計の公表に合わせて毎月発行され、当面は誰でも無料で閲覧が可能です。
2026年7月の輸出台数は減少も上半期は過去最高を記録
発表されたレポートによると、2026年7月の中古車輸出台数は140,668台となり、6月の158,584台から11.3%減、前年同月比でも約9%減(同社推計)と増勢に一服感がみられました。
一方で、2026年上半期(1〜6月)の輸出台数は853,363台(前年同期比3.7%増)を記録し、同社集計において上半期としての過去最高を更新しました。1〜7月の累計は997,345台となり、直近12カ月では約172万台と過去最高水準で推移しています。また、ドル円の月中平均レートは2025年7月の147円台から2026年7月には162円台へと約10%円安が進んでおり、輸出採算の面で追い風が続いているとしています。
同社は2026年通年の輸出台数について、ベースシナリオで前年比±2%程度となる168万〜175万台と予想しています。
UAE向けの急減をタンザニアやロシアへの振替でカバー

国際情勢の変動に伴い、仕向地の構造にも大きな変化が生じています。2月末からのホルムズ海峡危機により、最大仕向地だったUAE(ドバイ)向けは2月の18,072台から5月には285台へと約98%減少しました。
しかし、輸出各社がタンザニア(ダルエスサラーム)などへの直航ルートや、制裁枠内で輸出可能な小型ガソリン車のロシア向け、英国・アイルランドといった右ハンドル欧州市場へ商流を素早く振り替えたことで、全体の落ち込みが回避されました。1〜7月累計の仕向国別ではロシアが134,440台(前年同期比33.6%増)で首位となり、タンザニアが100,769台(同74.0%増)、ニュージーランドが54,890台で続いています。UAEは7位(同70.6%減)へ後退しました。

直近の要因としては、自動車専用船の船腹逼迫や港湾ヤードの満杯、国内オークション相場の高値(2026年2月に平均落札価格138万円の最高値を記録)といった供給側の制約が上値を抑えていると分析されています。
今回公開されたレポートには、月次・半年・1年のトレンド分析、仕向国別ランキング、国際情勢分析、シナリオ別見通し、国別の売れ筋車種マップ、仕入れ戦略の提案、月次データ付表(平均ドル円レート付き)が収録されています。
CarCompassは、同社が開発を進める自動車販売会社向けのAIエージェントツールです。AIエージェントが財務省貿易統計(e-Stat)などの公開統計や市場データ、国際ニュースを収集・分析し、月次レポートを自動生成します。公開版のレポートは同社スタッフの監修を経て発行されており、製品の提供開始時期や機能、価格などの詳細は決定次第公表される予定です。
レポートは指定のURL(https://x.com/abckkdev/status/2095438057508139476)からダウンロードでき、次号となる8月動向は2026年10月上旬に公開される予定です。
会社概要
- 会社名:ABC株式会社
- 所在地:愛知県名古屋市中村区椿町12-8
- 事業内容:スマート農業支援、AIエージェント開発、自動ソフトウェア開発エージェントの開発
- URL:https://abckk.dev
本記事はABC株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



