MotherDuck日本リージョンの一般提供開始 アクティブコアが国内販売
株式会社アクティブコアと米MotherDuckは、サーバーレス分析データウェアハウス「MotherDuck」の日本リージョンにおける一般提供を開始した。あわせて、アクティブコアによるMotherDuckの国内販売も同時に開始されている。
これにより、これまで海外リージョンでの利用が前提となっていた同サービスについて、国内にデータを保管したまま利用できる環境が整った。
国内保管が可能となりエンタープライズ企業の導入を支援
日本リージョンの提供開始に伴い、個人情報保護法(APPI)や社内規程によってデータの国外移転に制約がある国内エンタープライズ企業においても、AIエージェントを前提としたデータ基盤の導入が可能となる。
従来のデータウェアハウスが人間の分析者による共有クラスタ利用を前提としていたのに対し、AIエージェントの本格運用では、大量・高頻度のアクセス対応や隔離された実行環境、秒単位課金などの経済性が求められる。MotherDuckはこうした要件に対応する設計となっている。
AIエージェントとの協働を想定した設計
MotherDuckは、オープンソースの分析エンジン「DuckDB」をクラウドで提供するサーバーレス分析データウェアハウスである。企業の実務データサイズ(GB〜TB級)において、立ち上げの速さ、応答速度、コスト効率の最大化を重視した設計思想を持つ。
主な特徴は以下の通りである。
- 隔離された実行環境(Hypertenancy):ユーザーやAIエージェントごとに専用のDuckDBインスタンスを割り当て、重い処理やクエリの暴走が全体に影響しないサンドボックス環境を提供する。
- MCP標準対応:AIモデルが外部データソースへ接続するためのオープン標準プロトコル「MCP(Model Context Protocol)」サーバーを標準提供し、自然言語からの安全なSQL生成やデータ取得に対応する。
- 自律的なパイプライン構築:エージェント自身がパイプライン構築やスケジュール実行を行う機能「Flights」や、可視化を生成する機能「Dives」を備える。
- サーバーレス・秒課金:クエリが動いていない間のコンピュートコストが発生しない完全サーバーレス・秒単位課金を採用している。
- DuckDBエコシステムとの互換性:開発者のローカル環境からクラウドまで同一のSQLおよび開発体験でシームレスに接続できる。
アクティブコアは、マーケティング業務をエージェント化するAI-BPO/BPaaS型サービス「marutto1to1(マルットワン)」のAI基盤としてMotherDuckを採用した。同サービスは、全社共通の指標定義を一元管理するセマンティックレイヤーを備えたデータ基盤上でエージェントが判断を行い、施策の実行伴走や継続的な学習運用を提供する。
アクティブコア代表取締役の羽柴秀彦氏は、日本リージョンの提供開始により国内エンタープライズ企業のデータ国内保管や低レイテンシといった要件に応える体制が整ったとしている。また、MotherDuckのCEOであるJordan Tigani氏は、日本市場におけるデータ活用やAI導入意欲の高さを挙げ、パートナーとともに展開することへの期待を示した。
企業概要
- 株式会社アクティブコア
- 所在地:神奈川県横浜市西区
- 代表者:代表取締役 羽柴秀彦
- URL:https://marutto.activecore.jp/
- MotherDuck,Inc.
- 所在地:米国ワシントン州シアトル
- 代表者:CEO Jordan Tigani
- 創業:2022年5月
- 事業内容:サーバーレスのデータ分析プラットフォーム「MotherDuck」の開発・提供
- URL:https://motherduck.com/
本記事は株式会社アクティブコアの発表をもとに作成。
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