2026年度新聞協会賞が決定 西日本新聞社の福岡県政報道など計6件が受賞
日本新聞協会は9月2日、2026年度の新聞協会賞を発表した。西日本新聞社の調査報道「歪んだ関係-福岡県政を追う」(代表・報道センター、御厨尚陽)など、計6件が受賞作として選出された。同社の報道による同賞の受賞は通算15回目となる。
福岡県政の不透明な慣行や疑惑を追究
受賞作となった「歪んだ関係-福岡県政を追う」は、高額と批判された福岡県議会の海外視察に関する特報を皮切りに展開された調査報道である。
一連の報道では、福岡県職員の親睦会である「部課長会」による正副議長らの政治資金パーティー券購入をはじめ、ワンヘルス関連講演料の水増し、正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑などを相次いで報じた。
構造的な問題を浮き彫りにした調査報道として評価
日本新聞協会は選考理由について、丹念な取材と継続的な報道によって議会の不透明な慣行や県による議会への過剰な忖度という構造的な問題を指摘した点を挙げた。地方政治を監視する報道機関としての役割を果たし、ジャーナリズムの存在感を全国に示した調査報道であると評価している。
西日本新聞社取締役編集局長の横尾誠氏は、取材協力者や読者への感謝を表した上で、「西日本新聞はこれからも、読者の知る権利に応え、地域の民主主義と行政の透明性を支える骨太の報道に粘り強く取り組んでまいります」とコメントしている。
授賞式は10月16日に松江市で開催予定

2026年度新聞協会賞の授賞式は、10月16日に松江市で開催される第79回新聞大会の式典で執り行われる予定となっている。なお、主要記事や関連動画は、同社のニュースサイト「西日本新聞me」内の特設ページに掲載されている。
本記事は西日本新聞社の発表をもとに作成。
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