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無敗で南関三冠達成のミックファイアが現役引退へ 10月に大井で引退式

東京シティ競馬(TCK)は、渡邉和雄厩舎に所属する競走馬のミックファイア号(牡6歳)が現役を引退すると発表した。7月22日に出走したサンタアニタトロフィー(12着)が最後のレースとなり、引退後はレックススタッドで種牡馬として繋養される予定となっている。同馬の功績を称え、10月7日には大井競馬場にて引退セレモニーが実施される。

無敗で南関東クラシック三冠を達成した快挙

ミックファイア号は2022年9月にTCKでデビューし、怪我を乗り越えながら連勝を重ねた。2023年には御神本訓史騎手を背に、羽田盃(SⅠ)、東京ダービー(SⅠ)、ジャパンダートダービー(JpnⅠ)の「南関東クラシック三冠」を無敗で制覇した。

無敗での三冠達成は、2001年に船橋所属のトーシンブリザード号が成し遂げて以来22年ぶり2頭目で、大井生え抜きの競走馬としては史上初の快挙となった。2023年は現行の3歳ダート三冠競走が施行される前の最後の年であり、従来の南関東クラシック三冠体系の最後を飾るスターホースとして名を刻んだ。

重賞挑戦を続けた通算21戦の競走生活

三冠達成後の2023年秋には岩手のダービーグランプリ(M1)を制し、「NARグランプリ2023」の3歳最優秀牡馬に選出された。

翌2024年にはJRAのGⅠ・フェブラリーステークスに出走するなど、中央・地方の実力馬を相手に挑戦を続けた。通算戦績は21戦7勝(収得賞金1億9,745万円)で、種牡馬として次世代へ血統を継承していく。

渡邉調教師と御神本騎手が振り返る歩み

管理した渡邉和雄調教師は、一番の思い出としてジャパンダートダービーを挙げ、苦しい展開を跳ね除けて勝利した際に嬉し泣きをしたエピソードや大勢のファンに祝福された光景を振り返った。また、生まれ故郷の静内にあるレックススタッドで種牡馬入りすることへの喜びを語り、産駒での古馬重賞制覇という夢に期待を寄せた。

主戦を務めた御神本訓史騎手は、クラシック路線をともに歩んだ経験を「大きな財産」と表現した。種牡馬入りにあたり、父シニスターミニスターの血を引く優秀な産駒が多く誕生することや、将来的にその産駒へ騎乗することへの期待感を示した。

10月7日に大井競馬場で引退セレモニーを開催

ミックファイア号の引退セレモニーは、10月7日の最終レース発走後(20時50分頃)より、大井競馬場の賞典台および本馬場にて執り行われる予定となっている。

ミックファイア号の概要(9月2日時点)は以下の通り。

  • 性齢:牡6歳
  • 血統:父 シニスターミニスター、母 マリアージュ(母父 ブライアンズタイム)
  • 馬主:星加浩一
  • 生産牧場:高橋フアーム
  • 厩舎:渡邉和雄厩舎(TCK)
  • 通算戦績:21戦7勝(2着0回)
  • 主な勝鞍:羽田盃(2023年)、東京ダービー(2023年)、ジャパンダートダービー(2023年)

本記事は東京シティ競馬の発表をもとに作成。

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