瀬戸内産業芸術祭2026、藤クリーンの展示作家をナイル・ケティングらに変更へ
一般財団法人日本産業芸術財団は、2026年10月に開催予定の「瀬戸内産業芸術祭2026」において、参画企業である藤クリーンでの展示作家を「Atmospheric Solutions × Maki Software(ナイル・ケティング/エリオット・エツコーン)」に変更すると発表した。会場では作品「Re:Cycle」が展示される。本展示は、長谷川祐子、大倉佑亮、三宅敦大の監修のもとで実施される。
廃棄物処理の現場を舞台にした作品「Re:Cycle」
岡山県岡山市に所在し松田一寿が代表取締役社長を務める藤クリーンは、「廃棄物を資源へ」を掲げて産業廃棄物の収集運搬から中間処理、最終処分までを一貫して担っている。

展示される「Re:Cycle」は、同社のリサイクルセンターで実施されてきた見学ツアーと稼働中の施設そのものを舞台としたパフォーマティブ・インスタレーションである。アプリケーションやサウンド、学びの要素を重ね合わせ、廃棄・再生・循環を多層的な体験として提示する。観客は施設内の音やガイドの声、扱われるモノの過去・現在・未来を手がかりに、資源が循環するプロセスを辿る構成となっている。作品の詳細は公式サイトなどで順次発表される予定である。
参加作家のプロフィール

Atmospheric Solutionsは、1989年鎌倉生まれのアーティストであるナイル・ケティングが立ち上げたクリエイティブ・エージェンシーである。企業体としての活動そのものを継続的なパフォーマンスとして展開し、詩的なエンジニアリングを通じて芸術言語の可能性を探求している。ケティングの作品はポンピドゥー・センターのコレクションに収蔵されているほか、森美術館やパレ・ド・トーキョーなど国内外で発表実績を持つ。
共同制作者のMaki Softwareは、マルチディシプリナリー・エンジニアのエリオット・エツコーンによるプロジェクトである。エツコーンはテクノロジー企業での大規模物流システム開発や、ジム・キャンベルのスタジオでのLEDインスタレーションなど、ソフトウェアから実空間での表現まで幅広く携わってきた。現在はアプリ「t4t」の創設者として活動するほか、オープンな知識基盤に関わるプロジェクトを手がけている。なお、本展示のアーティスト・プロジェクトマネジメントはMoS Art合同会社が担当する。
瀬戸内産業芸術祭2026の開催概要
瀬戸内産業芸術祭2026は、岡山県および愛媛県の工場や産業現場などを会場として開催される。
- 会期:2026年10月3日(土)~10月31日(土)※作品ごとに公開日時は異なる
- 会場:岡山県(岡山市・玉野市・倉敷市)、愛媛県(東温市)の工場・産業現場等 全7会場
- 主催:一般財団法人日本産業芸術財団
- 参画企業・団体:藤クリーン株式会社、児島ジーンズストリート協同組合、ナイカイ塩業株式会社、株式会社トンボ、株式会社パワーエックス、三国工業株式会社、オオノ開發株式会社
- 鑑賞方法:全作品事前予約制(オフィシャルツアーへの申し込み、または個別入場チケットの購入が必要)
- 公式サイト:https://www.sai-art.jp/
本記事は一般財団法人日本産業芸術財団の発表をもとに作成。
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