日本選手権混成競技の見どころと注目選手

2024年6月22日から23日にかけて、「第108回日本陸上競技選手権大会・混成競技」と「第40回U20日本陸上競技選手権大会・混成競技」が開催される。これらの大会のエントリーリストと競技日程が発表された。

十種競技には、前回大会で初優勝を果たし、バンコク2023アジア選手権でも金メダルを獲得した丸山優真(住友電工)をはじめ、杭州2022アジア競技大会4位入賞の田上駿(陸上物語)、日本記録保持者で2度のオリンピック出場経験がある右代啓祐(国士舘クラブ)、アスタナ2023アジア室内日本代表の奥田啓祐(ウィザス)など、日本を代表するデカスリート(十種競技の選手)が集結する。

一方、七種競技には、昨年2年ぶり5回目の優勝を果たし、バンコク2023アジア選手権で銅メダルを獲得した山﨑有紀(スズキ)、杭州2022アジア競技大会6位入賞の大玉華鈴(日体大SMG)、2022年日本選手権チャンピオンのヘンプヒル恵(アトレ)らがエントリーしている。

混成競技は、走・投・跳から構成される複数の種目を1人の選手が行う競技で、各種目の合計得点で順位を競う。男子は2日間で十種目、女子は七種目を行い、陸上競技の中でも最も過酷な競技と言われている。その勝者は「キング・オブ・アスリート」「クイーン・オブ・アスリート」と呼ばれる。

世界の舞台を目指して闘う選手たちの「運命をかけた決戦」が繰り広げられる、この大会から目が離せない。