開成の官報AI、決算公告の純利益ランキングと債務超過企業の公開を開始
株式会社開成は2026年8月25日、官報を検索・閲覧できる非公式サービス「官報AI」において、「決算公告データベース」を拡充し、「当期純利益ランキング」と「債務超過に転落した企業」の公開を開始した。
同データベースには6.2万件超の抽出データが収録されており、日々更新が行われている。利用者は会員登録不要かつ無料で閲覧や会社名検索ができ、各行から官報原文へ直接アクセスして確認できる。
新たに追加された機能
今回拡充された機能では、官報掲載の決算公告から抽出された数値をもとに、ランキングや企業状況の変化を確認できる。

当期純利益ランキングでは、直近7日、30日、1年に官報へ掲載された決算公告のうち、当期純利益がプラスの行を対象に、全国または都道府県別の上位50社を表示する。会社名、所在地、当期純利益、総資産、純資産、決算期、掲載日が確認でき、同一会社が複数期を掲載している場合は対象期間内の上位1件のみが表示される。
「債務超過に転落した企業」の前期比較機能では、同一法人が複数回掲載した決算公告を照合し、前の期に純資産がプラスで直近の期にマイナスへ転じた企業を表示する。連続期とは限らない場合はその旨を明記し、前期と当期の双方から官報原文を確認できる設計となっている。
このほか、会社名の部分一致検索や、法人番号が確認できた企業に関する決算公告、合併、解散、政府調達などの掲載記録を時系列で閲覧できる機能も備えている。

数値の品質維持のため、負債合計と純資産合計を取得できた行は総資産との貸借恒等式を機械検算し、不成立の行は表示対象から除外される。また、当期純利益が総資産を超える異常値や、官報原文との一致が確認できない場合も除外される。「債務超過への転落」についても、当期・前期双方の官報原文と一致したデータのみが表示される。
なお、官報AIは政府機関や官報発行主体とは関係のない非公式サービスであり、官報に決算公告を掲載した企業のみが対象となる。正確な数値や法的判断についてはリンク先の官報原文を基準とするよう求めている。
個人情報の取り扱いについては、自然人の破産・民事再生、帰化、失踪宣告など、個人情報を含む官報公告の検索・閲覧・照合は提供しない。法人に関する倒産情報を表示する場合も、有効な13桁の法人番号を確認できた法人のみを対象とし、自然人の氏名や住所、事件番号、管財人名などは公開対象に含まれない。
官報AIは、2010年から現在までの公開官報を検索・閲覧できる無料の非公式アーカイブサービスである。閲覧や検索、5件までの監視・通知は無料で利用でき、監視条件を50件に拡大しCSV保存を利用できる「官報AIプラス」(月額500円)やCSVの都度購入(1回500円)も提供している。
開成の代表取締役である張志輝氏は、数字を機械的に並べるだけでなく原文へ戻れることや抽出根拠の確認、データの継続的な点検・修正を重視しているとコメントしている。
今後は、決算公告の抽出精度や原文照合の改善を継続するほか、会社単位の変化通知、法令の施行日リマインド、法人向けの定期CSV・API・Webhook連携などの拡充を進めるとしている。
株式会社開成の概要
- 代表者:代表取締役 張 志輝
- 所在地:東京都千代田区神田北乗物町9番地 嶋崎ビル2階
- 事業内容:生成AI開発、デジタルサイネージ、IoT開発、自社AIプロダクトの企画・開発
本記事は株式会社開成の発表をもとに作成。
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