sankara hotel & spa 屋久島、環境保全を担うサンカラ基金の活動冊子を公開
平川商事が運営する「sankara hotel & spa 屋久島」は、2010年のホテル開業時に設立した寄付プログラム「サンカラ基金」の理念や活動実績をまとめた冊子「SANKARA Fund – For the Future of Yakushima -」の公開を開始した。
本冊子はホテルの客室に設置されるほか、公式ウェブサイトでもPDF形式で公開されている。開業以来16年にわたり行われてきた、屋久島の自然環境保全や地域社会への貢献活動の全体像を網羅的に伝える内容となっている。
宿泊客の協力金で環境保全を支えるサンカラ基金
サンカラ基金は、「世界自然遺産・屋久島の自然と地域社会を守り、その価値を未来へつなぐ」ことを理念として2010年に設立された。宿泊客から1滞在につき任意で集める1口500円の協力金や賛同者からの寄付を財源に、島の環境保全および持続可能な地域づくりに資する活動へ活用されている。
2026年3月時点における基金の累計総額は37,164,021円で、活動実績総額は26,462,782円に上る。支援先は関係団体や外部有識者の見識をもとに、ホテル内の事務局で協議して決定されている。
サンカラ基金は「自然環境の保全」「環境教育・普及啓発」「持続可能な地域づくり」「その他目的に合致する活動」の4分野を基本方針に掲げ、地域の諸団体と協働して活動を展開している。主な実績は以下の通りとなる。
- ウミガメの産卵地保全:北太平洋最大のアカウミガメ産卵地である永田いなか浜において、屋久島うみがめ館と連携し、地杉を用いた遮光板の設置や松の植樹(2024年からの累計900本)、外来種タヌキ防除の調査を継続支援
- 近自然工法による登山道整備:2022年より屋久島山岳ガイド連盟と連携し、人工物を使わず現地の自然素材を活かして登山道を整える活動を実施
- 小学校でのビオトープ再生:屋久島町立神山小学校の観察池に農業用水を引き込み、児童が水辺環境や生き物について学ぶ場を再生
- 魚木増殖プロジェクト:ツマベニチョウの食草である魚木を植栽し、在来植生の再構築を支援
- 地杉を活用した地域づくり:バス停留所「長峰」の待合所整備などを通じ、植林の手入れや次世代の杉育成を促進
- 災害支援:東日本大震災や熊本地震、口永良部島新岳噴火、台湾南部地震などの被災地へ寄付を実施



冊子『SANKARA Fund』の概要と収録内容
発行された冊子は全48ページの日英併記で構成され、設立理念から最新の活動状況までを収録している。ホテル専属ガイドの大木信介氏をはじめとする関係者へのインタビューに加え、屋久島を訪れている俳優の井浦新氏が基金の活用現場を訪れ、関係者と対話した記録も掲載されている。

- タイトル:SANKARA Fund – For the Future of Yakushima –
- 発行日:2026年4月20日
- 発行元:sankara hotel & spa 屋久島
- 体裁:全48ページ(日英併記)
- 公開方法:ホテル客室への設置、および公式ウェブサイト(https://www.sankarahotel-spa.com/sustainability#fund)でのPDF公開
sankara hotel & spa 屋久島の施設概要
大阪府八尾市に本社を置く平川商事(代表取締役社長:平川経都)が運営する同ホテルは、世界自然遺産・屋久島への貢献を掲げるオーベルジュ型リゾートホテルである。
- 所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生字萩野上553
- 客室数:29室
- 主な設備:レストラン、スパルーム、サウナ、プール、ライブラリーラウンジ、フィットネスルーム、会議室
本記事は平川商事株式会社の発表をもとに作成。
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