せきぐちあいみ氏らのVR作品をバルセロナの国際没入型アート展に出展
VRアーティストのせきぐちあいみ氏が、3Dエンジニアの伊藤佑真氏とともに制作した没入型VR作品「ANCIENT FUTURE UNDERWATER」を、バルセロナで開催中の国際没入型アート展「IMMENSIVA 2026」に出展しています。
山梨県内の3館が所蔵する縄文土器や土偶の計6点を現地で3Dスキャンし、国指定重要文化財3点を含む実物の造形をVR空間に再構築した約5分の体験型作品となっています。展覧会は11月4日のオープニングを経て、11月5日から9日まで一般公開されます。
縄文土器に着想を得たVR空間の体験

本作は、約5,000年前の日本の縄文土器にインスパイアされて制作されました。土器の文様や生き物に影響を受けてアーティストが描いた世界が空間へと広がり、鑑賞者自身がその中に入り込むような体験を提供します。
作品内には、国指定重要文化財3点を含む山梨県内3館所蔵の縄文土器・土偶6点を現地で3Dスキャンしたデータが取り入れられています。単に縄文の造形を並べるのではなく、自然と深く繋がって生きた当時の人々の造形に影響を受け、アーティスト自身が描いた世界が広がる構成となっています。
制作の背景と自然への畏敬

制作の意図についてせきぐちあいみ氏は、古代人が土器という物体に壮大なイマーシブ空間を込めていたと感じたと振り返っています。
自分たちが壮大な世界の中の小さな一部であり、自然と共に生きる精神性が息づいているという感覚を、現代のテクノロジーと共に表現したとしています。変化の激しい現代において、古代の人が作った文化遺産が本来の人間の感覚に立ち返らせる鍵になると捉え、世界中の人々に体験してほしいという考えを述べています。
IMMENSIVA 2026の展示情報
展示が行われる国際展の詳細は次の通りです。
- 展覧会:IMMENSIVA 2026(第7回、テーマ “Collective Cartographies”)
- 会場:Espronceda Institute of Art & Culture(バルセロナ)
- 会期:2026年11月4日〜13日(オープニング:11月4日 18:30〜21:30)
- 一般公開:2026年11月5日〜9日、16:00/18:00/20:00の90分セッション(各回10名、無料・要予約)
- 作品:「ANCIENT FUTURE UNDERWATER」(約5分のVR没入型アート)
- IMMENSIVA DAYS:11月10日〜13日(受賞発表は11月13日 19:00、Nave 10)
制作関係者と関連リンク
作品の約1分の紹介動画はYouTubeで公開されています。

- スペイン語版(本編):https://youtu.be/QTQDzRDsmnQ
- 英語版:https://youtu.be/fUur-GfW75U
- 日本語版:https://youtu.be/VGMfBlAas_A
制作および協力体制は以下の通りです。

- Artist — せきぐちあいみ/Aimi Sekiguchi
- 3D XR Engineer — 伊藤佑真/Yuma Ito
- 山梨県立考古博物館
- 北杜市考古資料館
- 釈迦堂遺跡博物館
せきぐちあいみ公式サイト:https://aimimusou.com/
本記事はせきぐちあいみの発表をもとに作成しました。
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