タペストリーの27年度第1四半期売上高は18億9000万ドルで通期見通し引き上げ
コーチやケイト・スペード ニューヨークを展開するタペストリー・インクは、2026年9月26日に終了した2027年度第1四半期の業績を報告しました。売上高は前年同期比11%増の18億9,000万ドルとなり、コーチの16%成長などが業績を牽引しました。好調な結果を受け、同社は収益や営業利益率、利益の2027年度通期見通しを引き上げています。
主力ブランドと各地域が好調に推移
2027年度第1四半期は、グローバルで新規顧客獲得が進み、新たに260万人の新規顧客を取り込みました。そのうちの約35%をZ世代が占めています。主力のレザー製品では、平均小売単価と販売数が増加したコーチのハンドバッグが増収に貢献しました。


地域別では、プロフォーマ財務情報の恒常通貨ベースで北米が4%増収、ヨーロッパが22%増収、APACが中国全体の39%を含む28%の増収を記録しました。販売チャネル別では、プロフォーマベースでD2Cが9%の増収となったほか、卸売も海外市場に牽引されて約30%成長しました。
利益率の拡大と第1四半期の実績
利益面では、売上総利益がGAAPベースで14億9,000万ドルとなり、売上総利益率は非GAAPベースで前年同期から220ベーシスポイント拡大して78.7%となりました。営業利益はGAAPベースで前年同期の3億2,800万ドルから4億2,400万ドルへ増加し、非GAAPベースの営業利益率は前年同期比約230ベーシスポイント増の23.2%に達しています。
希薄化後1株当たり利益は、GAAPベースで前年同期比38%増の1.76ドル、非GAAPベースで前年同期比32%増の1.82ドルを達成しました。
株主還元と通期業績見通しの引き上げ
同社は資本還元プログラムを通じて、2027年度中に約20億ドルを株主に還元する予定です。内訳として、1株当たり年間配当金1.85ドルを見込むほか、年度内に17億ドルの自社株買いを実施する計画を立てています。
あわせて上方修正された2027年度通期の業績見通し(非GAAPの比較可能な52週対52週ベース)は以下の通りです。
- 収益:恒常通貨ベースで前年比約6%から7%の成長を反映し、約85億ドルから86億ドルの範囲
- 営業利益率:前年比約100ベーシスポイントの拡大
- 希薄化後 1 株当たり利益:前年比17%から18%成長となる8.25ドルから8.35ドルの範囲
- 調整後フリーキャッシュフロー:設備投資及びクラウド化関連費用3億ドルを含む17億ドル弱
最高経営責任者のジョアン・クレヴォイセラは、第1四半期は収益、利益率、利益がともに予想を上回り、好調な滑り出しとなったとした上で、好調な業績を背景に通期業績見通しを引き上げたと述べています。
本記事はタペストリー・インクの発表をもとに作成されています。
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