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ボーダレスハウス、京都の公共空間で旅行者と食卓を囲む実証実験を2026年度内に実施へ

ボーダレスハウス株式会社は、運営するホームビジット事業「Borderless Visit」において、旅行者と京都に住む人や働く人がパブリックな空間で食卓を囲む取り組み「Borderless Table」を開始します。京都市の共創プログラム「Commoning Kyoto」に採択されたもので、2026年度内に京都市内で実証実験を行う予定です。家庭以外の場に交流の場を設けるのは、2011年の事業開始以来15年で初の試みとなります。

「Borderless Table」は、京都市内の飲食店や公共施設、学校などのパブリックな空間を活用し、旅人と京都に住む人・働く人が食事をしながら2時間交流する企画です。従来のホームビジット体験と異なり、自宅に招く必要がないため参加への心理的ハードルが下がるとされています。

同社は、旅行者と生活者が「提供する人」と「消費する人」という関係にとどまることが観光摩擦の根にあると考え、対等な関係で出会う場づくりを目指しています。

15年の実績と自宅受け入れの課題解消

2011年に始まった「Borderless Visit」(旧称を含む)では、累計5,600回以上の交流が日本の家庭の食卓で行われてきました。東海大学の山本志都教授との共同研究(2018年)によると、ホスト側に外国人へのステレオタイプの修正や自文化の再評価といった認知変化が起きることが確認されています。

一方で、自宅のスペース不足や食事制限への不安、家族の同意が得られないことなどから、自宅に招くこと自体に心理的なハードルを感じる人が多いという課題がありました。「Borderless Table」は、そうした課題を抱える人でも参加しやすい新たな入り口として位置づけられています。

京都市「Commoning Kyoto」採択と今後の展開

本取り組みは、京都市が2025年12月に策定した「京都基本構想」を体感できる形にするための共創プログラム「Commoning Kyoto」に2026年10月に採択されました。京都市の伴走支援を受けながら準備が進められています。

今後は、会場や協力者との対話、ガイドラインや進行設計を行った上で、2026年度内に京都市内で実証実験を実施する予定です。2027年4月以降には、検証結果をもとに継続的な開催に向けた仕組みづくりへ移行する計画となっています。

関係者のコメント

京都市都市経営戦略室は、本取り組みについて、暮らす人と訪れる人が立場を越えて出会い、互いを理解し尊重し合う関係へと育まれ、人とのつながりが京都から広がることに期待を寄せています。

また、Borderless Visit事業共同代表の楠めぐみ氏は、これまで自宅に招けないという声を多く聞いてきたことに触れ、そうした人々とも経験を分かち合える場を京都市や地域の人々とともに作っていきたいと述べています。

「Borderless Visit」は、訪日旅行者が日本の家庭を訪れるホームビジット体験を提供しています。2025年9月にNPO法人 NAGOMI VISITより事業譲渡を受け、同年11月より「Borderless Visit」として新たにスタートしました。

  • ホームビジット実現回数:累計 5,658回(2026年8月現在)
  • ホスト参加人数:のべ 16,974名(2026年8月現在)
  • ゲスト参加人数:12,218名(2026年8月現在)
  • 受賞歴:2018年 地球市民賞(独立行政法人国際交流基金)、同年 第4回ジャパンツーリズムアワード 国内・訪日領域地域部門 入賞

【会社概要】

  • 会社名:ボーダレスハウス株式会社
  • 代表者:代表取締役 李 成一(り・せいいち)
  • 所在地:本社 東京都台東区柳橋1-10-8 ボーダレスハウス浅草橋 2階/関西オフィス 京都市上京区五辻通千本東入上る桐木町880 KeFU stay&lounge 1階
  • 設立:事業開始 2008年、法人設立 2017年(株式会社ボーダレス・ジャパンより分社化)
  • 事業内容:国際交流シェアハウス事業、ホームビジット事業

本記事はボーダレスハウス株式会社の発表をもとに作成しました。

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