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SYNRA、仏STATION FのFuture 40 2026に日本企業初選出

広島大学発スタートアップのSYNRA株式会社は、仏パリのスタートアップキャンパス「STATION F」が選ぶ「Future 40 2026」に日本のスタートアップとして初めて選出されました。世界中から集まる1,000社以上のうち上位4%にあたる40社に選ばれたものです。同社は選出にあわせ、汎用の産業用カメラやスマートフォンで振動を計測するサービス「VYBRA-EYE」の提供を開始しました。

日本企業初の「Future 40」選出

STATION Fは世界最大のスタートアップキャンパスとされ、毎年世界各国から約30のプログラムそれぞれの選考を経た1,000社以上が集まります。入居率が5%前後とされる中、その中から最も成長が期待される40社を選出するのが「Future 40」です。

これまで8回の選出で320社が選ばれており、累計調達額は12億ユーロ(約2,200億円、1ユーロ=約185円で換算)を超えています。選出企業はベンチャーキャピタルのコミュニティや経営層ネットワークへのアクセスが可能になり、投資家向けデモデイなどを通じて世界の投資家とつながります。STATION Fは今回の発表において、SYNRAを工場や重要インフラにAIを持ち込む企業の一つとして紹介しています。

代表取締役社長の島﨑航平氏は、研究を社会実装する目標を掲げてきたと述べたうえで、「世界を牽引するスタートアップを仲間として、ここから一気に成長し、設備や機械が突然止まることのない、より安全でより良い世界をつくってまいります」とコメントしています。

広島大学発の技術から「VYBRA-EYE」提供へ

SYNRAは2025年9月に設立された企業です。計測工学を専門とする広島大学准教授の島﨑氏による約8年間の研究と、50本以上の査読付き論文を技術的基盤としています。2019年2月に設立された広島大学デジタルものづくり教育研究センターのプロジェクトにおいて、広島県を代表する企業を中心に25機関(2026年4月現在)が参画する共創コンソーシアムで実証試験を重ねてきました。

提供を開始した「VYBRA-EYE」は、カメラの映像から対象に触れることなく数千点の振動を一度に計測できるサービスです。100 m以上離れた場所からも計測できるため、ラインの停止や危険な場所への立ち入りを行わずに点検が行えます。回転機械や配管、プラント設備、橋梁・構造物などを対象とし、変位・速度・加速度や周波数、動きベクトルによる揺れ方の全体像などを把握できます。あわせてiPhone版「VYBRA-EYE Scout」の先行予約も受け付けています。

同社は2026年6月にJETROのプログラムを通じてSTATION Fへ入居したほか、VivaTech 2026に出展しました。

今後はパリを欧州拠点として自動車・エネルギー・インフラ分野の連携を広げる方針です。2027年1月には広島県の支援を受け「CES 2027」のJETROジャパン・パビリオンに出展するほか、同年3月には仏リヨンで開催される「Global Industrie 2027」への出展も予定しています。

SYNRA株式会社の概要

  • 会社名:SYNRA株式会社
  • 所在地:東京都大田区 三丁目20番8号
  • 広島ラボ:広島県東広島市鏡山3-10-31 広島大学デジタルものづくりイノベーション拠点 206号室
  • 代表者:代表取締役社長 島﨑航平
  • 設立:2025年9月4日
  • URL:https://synra.us

本記事はSYNRA株式会社の発表をもとに作成しました。

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