ドクターネット、胸部CT画像解析AIの国内販売提携を開始 11月下旬提供へ
株式会社ドクターネットは、韓国のCoreline Soft Co., Ltd.と、胸部CT画像解析AIエンジン Coreline A-VIEW CAC(以下、A-VIEW CAC)の日本国内における販売業務提携を開始しました。
本製品は、ドクターネットが展開する人工知能エンジンによる遠隔画像診断支援サービス「AI-RAD」を通じ、2025年11月下旬から全国の医療機関に向けて提供が始まる予定です。
提携の背景と目的
高齢化や生活習慣の変化を背景に、虚血性心疾患などの生活習慣病対策が重要視されています。冠動脈硬化の程度を反映する冠動脈石灰化(Coronary Artery Calcium:CAC)スコアは、将来の心血管イベントのリスク評価や予防的介入の検討に活用される指標として関心を集めています。
CACスコアの定量評価は従来、心電図同期による心臓CTが用いられてきましたが、肺疾患の診断や検診目的で撮影される非心電図同期の胸部CTにも石灰化に関する情報が含まれています。Coreline Soft開発のA-VIEW CACは双方に対応しており、解析条件を満たす既存CT画像を活用することで、追加撮影や放射線被ばくを伴わずに医師のリスク評価を支援する定量情報を提供し、手作業による負担軽減を図ります。
A-VIEW CACの機能と製品概要
A-VIEW CACは、心電図同期および非心電図同期の非造影CT画像からCACスコアを自動的に分析し、画像診断と心血管リスク評価を支援するAIエンジンです(設計段階でAI技術を用いており市販後の自己学習機能はありません)。
心臓CTに加え、条件を満たす一般胸部CTや低線量胸部CTに対応し、Agatstonスコア、体積スコア、質量スコアの提示や、総CACスコアと血管別の定量結果を提供します。


製品の基本情報は以下の通りです。
- 製品名称:A-VIEW CAC
- 販売名:Aビュー
- 製造販売認証番号:302AGBZI00005000
- 類別:プログラム(01) 疾病診断用プログラム
- 一般的名称:汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム
- JMDNコード:70030012
- クラス分類:クラスII(管理医療機器)
- 製造販売業者:株式会社メディカルブリッジ
- 製造業者:Coreline Soft Co., Ltd.(韓国)
医用画像診断支援AIエンジンは撮影装置や疾患ごとに開発が必要となるため、単一企業が全領域を網羅することは困難とされています。
東京都港区に本社を置き、代表取締役社長兼CEOを務める長谷川雅子が率いるドクターネットは、年間約370万症例の遠隔診断データを活用して複数企業のAIエンジンを評価・選定し、AI-RADのネットワークを通じて全国の医療機関へ提供することを目指しています。
本記事は株式会社ドクターネットの発表をもとに作成しました。
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