SmartsheetがAI製品vsActual発表
米国ワシントン州に所在地を置くSmartsheetは、2026 年 11 月 4 日に開催された年次カスタマー カンファレンス ENGAGE 2026において、AIネイティブの戦略的計画・実行製品「vsActual」を発表しました。この製品は、システムやチーム間での業務のサイロ化や、進捗管理・レポート作成の手作業による対応の遅れといった企業の課題解決を目指して設計されています。
PMIの調査レポートでは多くのリーダーが計画と実行の分断を変革の最大障壁として挙げているほか、VentureBeat Intelligenceの調査では回答者の64%がコンテキストの不足をAIによる不適切な回答の原因として指摘しています。「vsActual」はこうしたギャップを解消するため、20年間のワークフローの知見をコンテキストとして活用し、進捗状況のリアルタイムな把握や早期のリスク発見を支援します。
既存システムを横断し計画と実行を連携
「vsActual」は、SmartsheetやOracle、SAP、Workday、Jira、ServiceNowといった既存ツールを横断してAIエージェントが情報を読み取ります。これにより、遅延や予算超過、人員への過度な業務割り当てなどのギャップ解消を図ります。
主な機能や特徴は以下の通りです。
- 多様な文書から戦略を取り込み、制約条件を備えた最新の単一計画として保持
- リアルタイムデータに基づくシナリオ検証による意思決定前の影響把握
- 計画と実際の業務の比較による、予算超過や遅延などの早期検知および解決策の提案
- AIエージェントによるデータ収集・照合とエグゼクティブ サマリーの自動作成
- 実際の結果からの学習による計画策定精度の向上
なお、エグゼクティブ サマリーの作成などにおいてAIエージェントが提案を行う際も根拠が示され、プロセスの最終判断は人が行う仕組みとなっています。
実行グラフによるガバナンスとコンテキストの統合
「vsActual」の基盤には、企業全体の業務のつながりを可視化する実行グラフ(Execution Graph)が採用されています。数百万件のプロジェクトと9ペタバイトのデータに基づく知見を活用し、アクセス権限や承認、各種基準を含めた業務実態を反映します。人とAIエージェントは共通のガバナンス下で作業を行い、エージェントの閲覧・変更権限は担当ユーザーの範囲に限定されます。
製品に関して、Smartsheetの最高経営責任者であるラジーヴ・シン (Rajeev Singh) 氏は、戦略と実行がつながる「実行ハブ(Execution Hub)」の構築を通じて計画と実績のギャップを埋めると説明しています。また、The Futurum Group (フューチャー グループ) のKeith Kirkpatrick 氏は、単一ハブへの集約が確信を持った意思決定に必要なコンテキストを提供すると述べています。
導入企業であるBealls, Inc. (ビールズ) のElizabeth Dandola 氏は、長期計画や予算管理、ポートフォリオ管理の緊密な連携と変化への柔軟な対応に期待を寄せています。また、Smartsheet Japan株式会社の社長執行役員である大澤 毅 氏は、経営と現場が同じ状況を共有し迅速に行動できる環境を整え、変革を測定可能な成果につなげていく方針を示しています。
Smartsheetの概要
Smartsheetのプラットフォームおよび企業に関する概要は以下の通りです。
- 所在地: 米国ワシントン州
- 主な機能: プログラムの計画策定、進捗管理、定型プロセスの自動化、リアルタイムな進捗把握
- 実績: フォーチュン 500 企業の過半数を含む組織、数百万のユーザーが利用
- 製品詳細URL: http://www.smartsheet.com/vsactual
- 公式サイトURL: https://jp.smartsheet.com/
本記事はSmartsheetの発表をもとに作成しました。
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