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旭光電機が大丸神戸店周辺で次世代エントランス監視システム実証、人流解析に生成AI活用

旭光電機株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:和田貴志)は、大丸神戸店(神戸市中央区)および周辺エリアで実施した「次世代エントランス監視システム」の実証実験の結果を報告しました。

実証では既存カメラの映像とAIによる人流解析技術を用い、イベント会場方面から店舗へ入る人の流れや離れた2地点間を移動する人物を検出しました。また、入口の位置や柱による死角、歩行方向など現場の条件に合わせた設定調整に生成AIを活用し、人数カウントの一致度の改善を確認しています。

既存カメラ映像と生成AIによる人流解析の検証

実証では、商業施設に設置された既存カメラの映像から店舗へ入る人や移動方向をAIで解析し、イベント会場方面から店舗へ向かう人の流れを抽出しました。AIが検出した入店者数と人の目で確認した人数を比較し、計測精度の検証を行っています。

実際の店舗周辺では入口手前の柱で通行者が隠れることや、立ち止まった人の背後が見えなくなること、店舗前を通り過ぎる人と入店する人を区別する課題がありました。そこで実際の扉に合わせた入口範囲の設定や柱の陰から現れた人物の扱い、扉へ向かう歩行方向の判定を見直しました。

設定調整の大部分に生成AIを活用した結果、人の目で確認した入店者222人に対し、設定調整後にAIが抽出した人数は196人となりました。映像ごとの人数を比較した一致度は調整前の31.5%から調整後は71.2%へ改善しました(一致度はAIによる人数計測と目視による計測結果の差をもとに算出)。

離れた2地点間における人物移動の検出

異なる2地点で撮影されたカメラ映像をAIで解析し、地点間を移動する人物を検出できるかどうかの検証も行われました。

それぞれの映像から人物の特徴をAIで解析し、移動にかかる時間などの情報と組み合わせることで地点間の人の移動を検出しました。事前登録やスマートフォン、ビーコンなどを使用せず、既存カメラの映像のみで解析する手法です。

検証の結果、異なる2地点のカメラ映像から地点間の移動を32件検出し、検出結果を人の目で確認したところ明らかな誤判定は1件でした。なお、検出した件数は移動者全体の人数を示すものではないとしています。

施設運営判断に向けた今後の取り組み

同社は今回の知見をもとに計測条件と評価方法を整え、商業施設の運営判断に使えるデータとするための検証を進める方針です。

今後は通常時とイベント開催時における人の流れの変化の検証をはじめ、柱や滞留による死角を考慮したカメラ位置の検討、画角の固定による継続的な撮影条件の整備、目視との照合によるAIの数え漏れや取り違えの改善を進めます。さらに、時間帯別の人数や移動方向、入口付近の滞留といった現場で必要な指標を関係者と整理し、来店傾向の把握や混雑対策、周辺イベントとの連携施策へのデータ活用を目指すとしています。

大丸神戸店の担当者は、明石町筋と大丸神戸店を一体で捉えた人流解析について、街づくり施策やイベントの効果を可視化しデータに基づいたエリアマネジメントを可能にする極めて重要な取り組みであると言及しています。

また、旭光電機の和田貴志代表取締役社長は、既存カメラ映像から人の流れや地点間移動を捉えられることを確認した一方、柱や人の滞留など精度向上に向けた課題も明らかになったとし、今後は日々の運営判断に使える仕組みへと磨いていく旨を示しました。

旭光電機株式会社の概要

旭光電機株式会社は1952年11月に設立され、センサー・コントローラーの開発・設計・製造を行っています。同社調べによると、ビルフロント向け自動ドア用センサーは国内約70%、東海道・山陽新幹線の車両間自動ドア用センサーは100%のシェアを有しています。2025年・2026年に「発明大賞 発明功労賞」を2年連続で受賞し、2026年には「2次元マトリクス型自動ドアセンサーの開発」で文部科学大臣表彰「科学技術賞(技術部門)」を受賞しています。

  • 会社名:旭光電機株式会社
  • 代表者:代表取締役社長 和田貴志
  • 所在地:兵庫県神戸市兵庫区荒田町1丁目2番4号
  • 設立:1952年11月
  • 事業内容:各種センサー / コントローラー及び各種制御装置の開発・設計・製造
  • TEL:078-515-8601 (代表)
  • FAX:078-515-8602
  • HP:https://www.kyokko.co.jp/

本記事は旭光電機株式会社の発表をもとに作成されています。

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