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同志社大研究センターとアイアルマーズ、共同研究の成果をまとめた書籍を刊行

アイアルマーズ株式会社と同志社大学中小企業マネジメント研究センターは、共同研究の成果として書籍『中小企業の組織変革とマネジメント』が同友館より2026年10月に刊行されたことを発表しました。

本書は、自動車部品用パイプ加工の技術を持つ武州工業株式会社の組織変革事例を取り上げ、そのプロセスを分析したものです。研究者と現場の実践者が協働し、中小企業における組織づくりの知見をまとめています。

中小企業における組織づくりの背景と課題

中小企業庁が2023年12月13日に公表した集計結果によると、2021年6月時点で日本の企業の99.7%にあたる約336.5万社が中小企業であり、そこで働く従業者は全体の約7割を占めています。

中小企業が持続的に成長するためには、事業戦略や技術力だけでなく、社員が力を発揮できる組織づくりが求められます。特に事業拡大や世代交代を迎えた企業では、経営者と社員の間の認識の違いや部署間の連携が課題となる場合があり、本書では社員が主体的行動をとる組織への変革プロセスを解明することを目指しています。

武州工業の事例と約120名の全社員面談分析

研究対象となった武州工業株式会社は、1951年創業で東京都青梅市に本社を置く企業です。同社では新事業進出に伴う人員増加や組織の多層化、世代交代を背景に、コミュニケーション不全や従業員の意欲低下といった課題が生じていました。

アイアルマーズ株式会社は2017年4月から2024年3月まで同社の組織変革を支援しました。本書では、2017年11月と2022年8〜9月の2度にわたり実施された、約120名の社員全員への面談記録を分析の中心に据えています。支援の取り組みでは、組織の内側にある実態を捉える「全社員面談の実施」と、会社の歩みを客観的に伝える「歴史共有の実施」が柱となりました。

本書における組織変革プロセスの分析は、以下の3つの層から行われています。

  • 経営トップ:社長主導の改革から、社員が主体的に参加する組織へ
  • 中間管理職:現場の課題解決を通じて、変革を推進する
  • 現場の従業員:変革への抵抗から、自ら参加する姿勢へ

大学と実践者による共同研究の体制

2021年9月に開始された共同研究には、中小企業論のほか、組織論、戦略論、人的資源管理論などの研究者が参画しました。インタビューやアンケート、テキスト分析などの手法を用い、研究者と実践者が対話を重ねながら、現場の経験を学術的な分析につなげる「エンゲージド・スカラーシップ」の形で進められました。

アイアルマーズ株式会社は、今後も企業の組織づくりや事業承継に伴う課題に向き合い、実践と研究の両面から企業の持続的な成長を支援していくとしています。

書籍情報および関係者概要

書籍の概要は以下の通りです。

  • 書名:『中小企業の組織変革とマネジメント』
  • 編者:関智宏
  • 研究・協力:同志社大学中小企業マネジメント研究センター、アイアルマーズ株式会社
  • 出版社:同友館
  • 定価:3,520円(税込)
  • URL:https://amzn.asia/d/006FvKPJ

編者の関智宏氏は、同志社大学商学部教授で博士(経営学)の学位を持ち、中小企業マネジメント研究センターのセンター長を務めています。

また、協力したアイアルマーズ株式会社の概要は以下の通りです。

  • 会社名:アイアルマーズ株式会社
  • 所在地:東京都港区白金台3丁目19-6 白金台ビル4階
  • 代表者:代表取締役社長 堀部直紀
  • 設立年月日:2006年7月31日
  • 事業内容:組織改革コンサルティング、人事評価制度設計・運用、人材育成支援など
  • URL:https://i-arumas.jp/
  • Instagram:https://www.instagram.com/iarumas_official

本記事はアイアルマーズ株式会社の発表および中小企業庁の公表情報をもとに作成しました。

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