アドウェイズグループとTimeTree、予定データを活用した広告配信の共同実証を開始
株式会社アドウェイズとその子会社であるUNICORN株式会社は、株式会社TimeTreeと協業し、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の予定データを活用した広告配信の共同実証を開始しました。
本実証では、アプリ内に登録された予定データを個人と結びつかない「文脈情報」に変換し、新たな広告取引の可能性を検証します。
共同実証の背景
Cookie規制が進むなか、企業が自社で保有するデータ(1st Party Data)を活用する動きが広がっています。カレンダーシェアアプリ「TimeTree」に登録される予定データは、ユーザーがこれから行う具体的な行動の手がかりを含んでおり、未来の「文脈情報」として注目されています。
また、広告枠の選定から運用までをAIエージェントが代行するなど、広告取引の自動化が進みつつあります。こうした背景のもと、機械が理解できる文脈情報をもとにした新しい広告取引の検証が行われます。

3段階で進める実証実験と各社の役割
「TimeTree」の予定データは、アプリの環境内で個人と結びつかない文脈情報へと変換されます。この仕組みはTimeTreeとUNICORNが共同で開発し、データクリーンルーム(DCR)などを活用することで、元データが外部へ提供されることはありません。
UNICORNは、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」の技術をもとに広告配信および取引基盤を構築します。アドウェイズはこれまでの知見を掛け合わせ、広告提案やマーケティング戦略に反映していくとしています。
実証は以下の3段階で進められる予定です。
- 第1段階 配信効果の検証:文脈情報をもとに広告を配信し、従来の配信手法との効果の差を検証
- 第2段階 取引運用の検証:広告主の需要と媒体の供給を適切にマッチングできるかを検証
- 第3段階 AIエージェント間取引への発展:広告主側と媒体側のAIエージェントが、文脈情報をもとに直接取引を行う形へと発展
本実証では、ユーザーを特定する情報は各社間で共有されません。
3社間で共有・活用される情報は「個人と結びつかない、予定名の一般的な語彙」「取引用の識別子(Deal ID)」「規模を示す集計値」に限られます。一方で、「予定の原文」「ユーザー単位のデータ」「変換に用いる対応情報」は「TimeTree」の環境内にとどまります。
また、センシティブな情報を含む予定は文脈情報の対象から除外され、TimeTreeから受け取るデータは本実証専用の環境で保管されるため、他の広告配信には活用されないとしています。
今後の展開
実証の結果を踏まえ、文脈情報を用いた広告取引を段階的に拡大していく方針です。複数の予定データを組み合わせた精度の高い文脈情報への発展や、AIエージェント間取引への対応も進めていくとしています。
本記事は株式会社アドウェイズの発表をもとに作成されています。
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