PxDTとEmbedded Blue、音響制御技術とアートの共創プロジェクトを始動
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(PxDT)と株式会社Embedded Blueは、PxDT独自の音響制御技術「iwasemi OC-β」を活用した共創プロジェクト「ART with iwasemi」を始動します。第一弾として、空間の意匠性を高めるアート作品を設置しながら会話音の響きを抑える共同ソリューションを開発し、展開を進めていきます。
オフィスや商業施設においてガラス面やコンクリート打ちっぱなしなどの空間デザインが増加する中、声の反響やWeb会議の音漏れといった音環境の課題が生じています。従来の建材的な吸音パネルはデザインの選択肢が限られ、空間の美観との両立が難しい状況がありました。
こうした課題に対し、本プロジェクトでは人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)を選択的に吸音するモジュール「iwasemi OC-β」をアート作品の裏側に組み込みます。主な特徴は以下の通りです。
- デザインを損なわない高い吸音性能:会話帯域に特化した吸音モジュールを内蔵し、空間の広さに応じた枚数を配置して残響音を低減
- 空間に合わせたオーダーメイドアート:施設や企業のコンセプトに合わせたアーティスト作品を提案
- データに基づく改善効果の可視化:設置前後の残響時間などの音響計測やアンケートを実施し、定量的・定性的なレポートを提供
参画企業の募集と検証プロセス
両社はプロジェクトの参画企業を本リリースから1か月間募集します。オフィスやホテルラウンジ、商業施設、医療・教育施設などを対象に、アート吸音パネルを1か月~3ヵ月間設置して効果測定を行います。
検証の流れは、約10〜15分の設置前計測から始まり、設置施工、約1ヶ月間の運用および20名以上へのアンケート調査、運用終了後2週間以降の分析レポート提供という手順で進められます。
今後の展望と両社代表のコメント
両社は2026年度内に複数件のプロジェクトを実施し、得られた知見をもとにソリューションの商品化や展開エリアの拡大を検討する予定です。
PxDTの代表取締役社長である村上泰一郎は、「『iwasemi OC-β』の機能性がアートの持つ美的な価値と結びつき、音の反響を抑えながら空間の意匠性やブランド表現を高める『アート×吸音』という新しい表現が可能になりました」と述べています。
また、Embedded Blueの代表取締役である片岡奨は、2026年度内に複数の空間で検証を行って設置方法を整え、他の作家の作品や異なる用途の空間にも適用できる形を目指し、企業向けアート導入の選択肢として展開することを視野に入れているとしています。
企業および製品の概要
利用技術「iwasemi OC-β」
- サイズ:W140×H140×D38mm
- 特徴:人の会話音の中心帯域(500〜1000Hz)に着目して音の反響を抑える吸音モジュール
- 製品紹介ページ:https://iwasemi.com/
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
- 商号:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社
- 会社設立:2017年5月
- 代表取締役:落合陽一、村上泰一郎
- 所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号
- URL:https://pixiedusttech.com/
株式会社Embedded Blue
- 代表取締役:片岡奨
- 所在地:東京都品川区
- URL:https://www.embeddedblue.com/
本記事はピクシーダストテクノロジーズ株式会社の発表をもとに作成しました。
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