コレックHD、系統用蓄電池事業へ参入 岡山に蓄電所建設し27年3月開始予定
株式会社コレックホールディングスは、取締役会において系統用蓄電池事業への参入および蓄電池設備の取得を決議したと発表した。岡山県久米郡に蓄電所を取得・建設し、2027年3月に事業を開始する予定だ。
参入の背景と狙い
国内では「第7次エネルギー基本計画」や「GX2040ビジョン」のもと、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギーの主力電源化が進められている。一方で、天候や時間帯による発電量の変動に対応する調整力の確保や、余剰電力の有効活用が課題となっている。
電力系統に接続して需給調整や充放電を行う系統用蓄電池は、電力系統の安定化や環境負荷の軽減に寄与する社会インフラとして需要が拡大している。同社グループは本事業への参入を通じて再エネの活用促進と電力系統の安定化に貢献し、中長期的な収益基盤の確立と企業価値向上を目指すとしている。
蓄電所の計画と事業モデル
事業では、同社が系統用蓄電池設備を取得・所有し、電設工事業者にEPC業務(設計・調達・建設)を委託して蓄電所を建設する。運営は専門のアグリゲーターに委託し、電力市場での取引によって得られる運用対価を収受する仕組みをとる。
計画されている蓄電所の概要は以下の通り。
- 名称:岡山蓄電所(仮称)
- 所在地:岡山県久米郡
- 蓄電システム出力:約2MW
- 蓄電容量:約8MWh
- 着工予定:2026年9月
- 事業開始予定:2027年3月
資産取得の内容と今後の見通し
取得する固定資産は岡山蓄電所(仮称)の土地および高圧系統用蓄電所で、取得予定時期は2026年9月となっている。取得価額および取得先は当事者間の守秘義務により非開示とされているが、取得価額は同社グループ連結純資産の30%以上相当額であり、資金は金融機関からの借入により充当する。取得先との間に資本関係、人的関係、取引関係および関連当事者として記載すべき事項はないとしている。
なお、本事業が2027年2月期の連結業績に与える影響は軽微であるとしている。
- 所在地:東京都豊島区南池袋二丁目32番4号
- 設立:2010年3月11日
- 資本金:70,005,344円(2026年6月26日時点)
- 代表者:代表取締役 栗林 憲介
- 事業内容:エネルギー事業、アウトソーシング事業、メディアプラットフォーム事業

本記事は株式会社コレックホールディングスの発表をもとに作成
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