ウィーメックスの遠隔医療システム、鳥羽答志郵便局で初のオンライン診療試験運用
PHCホールディングス傘下のウィーメックス株式会社が提供するリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」が、三重県鳥羽市の離島・答志島にある鳥羽答志郵便局に導入された。鳥羽市立桃取診療所との間でオンライン診療の試験運用が開始されている。郵便局を拠点とした遠隔診療で同システムが活用されるのは今回が初となる。
導入の背景と離島における医療の課題
三重県鳥羽市に属する答志島は、鳥羽港から市営定期船で約25分の場所に位置している。2020年に答志地区内の診療所が閉院して以降、島内の診療所は桃取地区にある桃取診療所のみとなり、答志地区からは約5km(車で約20分)離れている。


自家用車を持たない高齢者は送迎車を利用して通院しているが、乗り合いのタイミングが合わず受診を先延ばしにすることや、患者が1つの診療所に集中することによる長時間の待ち時間が課題となっていた。高齢化が進む離島において、住民が安心して継続的な医療を受けられる環境づくりが求められていた。
郵便局を活用した診療体制と機器の特徴
今回の取り組みでは、答志地区の鳥羽答志郵便局内にオンライン診療ブースを設置し、「Teladoc HEALTH TV Pro 300」を通じて桃取診療所とのオンライン診療体制を構築した。予約制のオンライン診療と本土薬局とのオンライン服薬指導を組み合わせることで、受診から薬の受け取りまでを一貫して完結できる仕組みとなっている。郵便局という既存インフラの活用により、設備投資を抑えつつ医療アクセスの改善を図る。
ブースに設置された「Teladoc HEALTH TV Pro 300」は最大70倍ズームの高精度カメラを備えており、遠隔地からでも患者の状態を鮮明に確認できる。医師が遠隔地から自らカメラを操作できるため、郵便局スタッフが操作補助を行う必要がなく、患者がブース内に1人でいる状況でも診察精度を維持できるとしている。
関係者のコメント
鳥羽市立桃取診療所の池田智哉所長は、問診を中心に顔色や手足の浮腫の状態も確認でき対面診療と遜色のない診察が可能だと評価し、オンライン診療を通じた医療アクセスの向上に期待を寄せている。

また、ウィーメックス株式会社病院ソリューション部の小暮武男氏は、離島住民の通院負担軽減につながることに期待を示し、今後も地域の実情に即した持続可能な医療提供体制の構築に貢献していく姿勢を示した。
関連情報
- ウィーメックス株式会社
- 所在地:東京都渋谷区渋谷3-25-18 NBF渋谷ガーデンフロント14F
- 代表者:代表取締役社長 高橋秀明
- 公式サイト:https://www.wemex.com/
- リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」ブランドサイト
- https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth
- 鳥羽答志郵便局
- 所在地:三重県鳥羽市答志町202-2
- 鳥羽市立桃取診療所
- 所在地:三重県鳥羽市桃取町219
本記事はウィーメックス株式会社の発表をもとに作成。
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