ベスパLX125 ABS 2024年モデル発売

ピアッジオグループジャパンは、ベスパのラインナップの中で最も軽量コンパクトでエレガントなクラシックベスパのDNAを受け継ぎながら、新たなボディカラーやシートカラーを加えてよりモダンにアップデートした2024年モデル「Vespa LX 125 ABS」を発売する。

ベスパLXは、ベスパブランド生誕60周年を記念して2005年に誕生した。「LX」という名前はローマ数字の60を意味しており、21世紀の新しい時代とベスパの伝統をつなぐ架け橋になるという使命を担っている。2009年からはベトナム工場で組み立てられ、2017年モデルでは伝統的なベスパを象徴する特徴的なフォルムはそのままに、性能と効率を向上させる新型I-getエンジンを搭載。2023年モデルでは新たにABSを搭載して安全性を高めた。

2024年のVespa LXは、新色のカプリブルーとクリオーゾイエローを導入し、ホイールをホワイトに、ベージュのシートにはホワイトのパイピングが施されるなど、よりポップな印象を与える。ベスパファミリーの中で最もコンパクトなボディのLXは、コミューターの域を超えたパートナーとして寄り添い続ける。

ベスパLX 125に搭載されたエンジンは、単気筒4ストローク3バルブ125ccの強制空冷エンジンに電子制御インジェクションを組み合わせた最新版で、EURO 5に対応。極めて環境にやさしいエンジンでありながら、最高出力と最大トルクは、それぞれ10.6HP(7.9kW)/7,250rpm、10.9Nm/5,750rpmというカテゴリートップレベルの性能を発揮する。

ベスパの独特で欠かすことのできない特徴は、堅牢で頑丈なシャシーとして機能するスチール製のモノコック構造だ。これは最先端の工法で実現したユニークで希少かつ洗練された伝統的な構造である。フロントサスペンションは、航空工学を起源とし、長年に渡り幾多の絶え間ない進化を遂げてきた。

ベスパLX 125は、どんな状況でも安全に走行できるよう、フロントには直径200mのディスクブレーキに、新たにABSを装備している。