快活CLUBが渋谷に新コンセプト店舗オープン、“スキマ時間”にフォーカス
株式会社快活フロンティアは、2024年7月11日に東京・渋谷区に新コンセプト店舗「快活CLUB渋谷センター街店」をオープンする。同店舗は、「スキマ時間のKEY PLACE」をコンセプトに、モノやコト消費からトキ消費への変化をとらえた新たな企画となる。
快活CLUBは、これまで一日の余暇時間をゆっくり過ごす客層にサービスを展開してきたが、客層拡大に向けた新たな価値創造において、オンラインツールの普及やテクノロジーの進化、コロナ禍を経た生活様式の変化などにより使い方や過ごし方に変化が見られる”スキマ時間”に着目した。
同社が行ったスキマ時間に関する調査によると、現在の平日の1日あたりのスキマ時間は平均143.7分で、コロナ禍に比べ26.3分減少したものの、家以外でのスキマ時間は70.3分と増加傾向にあることがわかった。特に1都3県の同スキマ時間は79分と全国平均を上回っており、都心部を中心に家以外でのスキマ時間の拡大は、KEY PLACEにとってプラス要素ととらえられている。
また、スキマ時間に利用される施設の代表格であるカフェの店舗選定要件では、食べ物や飲み物の味、価格以外に、静かに過ごせる、長居できるという付加価値の重要性が明らかになった。快活CLUBでは、プライバシーを確保できる鍵付き完全個室とコミックや雑誌を備えたラウンジを時間単位で利用できることに加え、24時間営業によって時間の制約を受けないという強みをもって、新たな需要を創造できるものととらえている。
快活CLUB渋谷センター街店では、都会の喧騒から離れてほっと一息つける「RE:LAX」、仕事終わりに好きなことに没頭して元気を取り戻す「RE:FRESH」、前の商談の整理や次の商談の事前準備を行う「RE:SET」、空いた時間を使って自己成長につながる学習を行う「RE:SKILLING」など、様々な利用シーンを想定している。
同社は、繁華街都市部を中心に同コンセプト店舗を今後3年間で約60店舗出店する計画で、トキ消費に対応する新たな価値創造を目指していく方針だ。