NTTタウンページ、電話帳終了後の「iタウンページ」刷新計画を発表
NTTタウンページ株式会社は、東日本電信電話株式会社と西日本電信電話株式会社が提供する職業別電話帳が2026年3月末で終了することを受け、電話帳の後継サービスとしてiタウンページを今秋リニューアルすると発表した。
電話帳は長年にわたり、利用者や掲載事業所の支えにより発行されてきたが、時代の変化とともにその役目を終えることになる。一方、iタウンページは1996年にインターネット上で電話帳と同様の事業者情報検索サービスとして提供を開始し、現在では全国約8,000業種、約570万件の事業所情報を掲載している。これは日本の民営事業所数516万事業所(2021年6月現在)を上回る網羅性の高さである。
iタウンページは電話帳終了を機に、電話番号検索中心のインターネット電話帳から、地元を支える総合ライフポータルへとリニューアルする。具体的には、操作性の改善や掲載情報の充実、暮らしのお役立ち情報や自治体情報等のコンテンツ拡充を行う。また、掲載事業者向けには多様な広告メニューやオプションサービスを提供する予定だ。
さらに、電話帳の掲載情報であるタウンページデータベースは、カーナビゲーションシステムの目的地検索や警察・消防の通信指令システムでの活用など、様々な用途で利用されてきた。電話帳終了後は、iタウンページの掲載情報をデータベース化した「iタウンページデータベース」がその役割を引き継ぐことになる。
NTTタウンページ株式会社は、電話帳からiタウンページへの移行を通じて、地域の生活者と事業者をつなぐ役割を今後も担っていくとしている。