合同会社ICHI、スカジャン柄デザインから量産まで一貫して請け負うOEMを開始
神奈川県横須賀市の合同会社ICHIは、2026年8月31日、スカジャンの柄のデザインから刺繍データ作成、量産までを一貫して請け負うOEM/ブランド別注サービスを開始した。最小ロットは1着から対応する。あわせて制作費の目安を公開し、Web上で概算を確認できる自動見積もりページも開設した。
柄のデザインから量産までを同一窓口で提供

スカジャン発祥の地とされる横須賀市ドブ板通りには横振り刺繍の技術が残る一方、新たな柄のデザインから試作、量産までを安定して供給できる専門事業者が存在せず、別注やOEMの相談がスムーズに進まない課題があった。また、業界内でも1着物の刺繍職人と量産のOEM会社で役割が分かれていた。
同サービスは柄のデザインを起点とすることで、1着の試作から100着以上の量産までを同一の窓口と柄データで受注する体制を整えた。生地の調達や縫製については、市外の専門工場と連携して量産を行う。
大手ブランドや万博への柄提供実績を背景に事業化
同社の代表で「スカジャン絵師」として活動する横地広海知は、これまでジーユーのコレクション(2025年)やPUMAの「SKA JACKET MIJ」(2024年)、2025年大阪・関西万博の公式ライセンススカジャン、横須賀市関連の企画などにスカジャン柄を提供してきた。アパレルや公的事業で柄単体の需要が続いていたことを受け、独立した工程としてのサービス提供に至った。

横地は「本取り組みが、ここから「横須賀=良いスカジャン柄でスカジャンが作れる街」としてさらに地域資産を磨いていくきっかけになればと思います」とコメントしている。
制作費の目安公開と契約体制の整備
制作費の相場が分かりにくい状況を解消するため、着数別の目安価格を公開した。既製ボディを使用する場合、1〜49着はデザイン費込みで1着あたり165,000円(税込)から、50〜99着はデザイン費別で1着あたり38,500円(税込)から、100着以上はデザイン費別で1着あたり18,700円(税込)からとなる。ボディから制作する場合は価格が異なり、いずれも刺繍の面積や色数、生地などにより変動する下限の目安としている。
また、案件の規模に応じた体制として、顧問弁護士監修のもと著作権の帰属や利用許諾範囲を明記した契約書を整備した。

サービスの主な仕様および会社概要は以下の通り。
- サービス名:スカジャンOEM/ブランド別注(合同会社ICHI)
- 提供開始日:2026年8月31日
- 最小ロット:1着
- 納期:1着は3カ月〜、柄のデザインのみは1点3週間〜(時期により特急対応あり・追加料金必要)
- 発注方法:一括発注、試作後の量産、柄デザインのみの3通り
合同会社ICHI
- 所在地:神奈川県横須賀市本町2-5-2 4F
- 代表者:ベンジャミン・ポーテン、横地 広海知
- 設立:2024年10月7日
- 事業内容:スカジャン柄の提供、アパレル・雑貨品の企画制作、小売店営業
本記事は合同会社ICHIの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



