EMOLVA代表の榊󠄀原氏、治療院業界向けセミナーで集客と採用のSNS戦略を解説
SNSマーケティング事業を展開する株式会社EMOLVAの代表取締役である榊󠄀原清一氏が、株式会社スリーサイズ主催のオンラインセミナーに特別講師として登壇しました。


同セミナーでは、担い手不足が深刻化する治療院・整骨院業界に向け、集客と採用を動かすSNS戦略について講義が行われました。
採用難が続く治療院業界におけるSNSの必要性




リクルートワークス研究所の「第42回 ワークス大卒求人倍率調査(2026年卒)」によると、全体の大卒求人倍率1.66倍に対し、従業員300人未満の中小企業では8.98倍に達しています。さらに、厚生労働省の公表データをもとにしたEMOLVAの独自算出によると、全国5万箇所を超える施術所に対して新規の柔道整復師国家試験合格者は11.3院に1人となっており、治療院業界の採用難易度が高まっています。
求職者の媒体利用は比較・検索型が主流ですが、条件を絞ることで求人表示数が激減し、大手と同じ条件面だけでは選ばれにくくなる傾向があります。そのため、条件面で比較検討される前に、SNSを通じて認知を獲得しておく状態を作ることが重要とされています。


閲覧数にとらわれないプラットフォームの役割分担

講義では、ショート動画の再生数が17.5万回で来院0人だった事例と、700回再生で来院につながった事例が紹介されました。見られた数と成果が直結しない理由として、潜在層と顕在層における熱量の違いが解説されました。
TikTokなどの短尺動画は潜在層に認知してもらう「知る」役割を担い、InstagramやYouTube、Webサイトなどは世界観や信頼をもとに比較検討に応える「調べる」役割を持ちます。SNSを一括りにせず、各プラットフォームに明確な役割を持たせることが重要であると説明されました。

応募を生み出す導線設計と現場の一次情報
警備業界の企業(グリーン警備保障株式会社)の実例では、TikTokで日常やギャップを企画化して注目を集め、Instagramでノウハウや社内の雰囲気を可視化する二段設計により、月70〜100名のエントリーにつながるプロセスが共有されました。
また、AIが一般的な知識を生成できる環境下では、現場や人に根差した一次情報が武器になると解説されました。治療院においても、日々の施術風景やスタッフの空気感、研修風景など、現場にすでにあるアセットを一次情報として発信することが大切であると述べられました。
関連企業の概要
- 株式会社スリーサイズ
整骨院・鍼灸院・整体院業界に特化したサービスを展開。人材紹介・求人広告サービスのほか、資格者向け就職イベント、予約システム、電子カルテ、CRMなどのSaaS・アプリ開発を手がけています。
- 株式会社EMOLVA
企業のInstagram、TikTok、X、YouTubeなどのアカウント運用代行や、インフルエンサーを活用したプロモーションを含むSNSマーケティングの戦略立案から実行までを手がけています。
本記事は株式会社EMOLVAの発表(一部データは厚生労働省およびリクルートワークス研究所の公表情報に基づく)をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



