東京2025デフリンピック クラファン開始

東京2025デフリンピックの開催に向けて、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団のデフリンピック準備運営本部が2024年5月24日からクラウドファンディングによる寄附を開始する。デフリンピックとは、聴覚障害者のためのオリンピックで、4年に1度夏季大会と冬季大会が開催される。ルールはオリンピックとほぼ同じだが、聴覚障害者のために様々な工夫がなされている。

今回の東京大会は第25回夏季デフリンピック競技大会で、2025年11月15日から26日までの12日間開催される。70~80か国・地域から約6,000人の選手団等が参加予定だ。大会会場は駒沢オリンピック公園総合運動場や東京体育館など。1924年のパリ大会から数えて100周年という記念すべき大会となる。

日本からは、自転車の早瀨憲太郎選手、バレーボールの長谷山優美選手、バドミントンの沼倉千紘選手と沼倉昌明選手、サッカーの江島由高選手など、世界の頂点を目指すトッププレイヤーたちが出場する。

早瀨選手は「無音の世界でのナンバーワンを決めるデフリンピック。100周年となる東京大会は、次の100年に向けた挑戦でもある」と意気込みを語る。長谷山選手は「東京2025デフリンピックでは金メダルを獲得し、皆さんに恩返しをしたい」と抱負を述べた。

沼倉千紘選手は「日頃より応援してくださっている方々に最高の景色を届けます!」と意欲を見せ、江島選手は「自国開催となる今大会で世界一になり、応援してくださる皆さんと喜びを分かち合いたい」と決意を表明した。

沼倉昌明選手は「デフリンピックは、コミュニケーションの祭典だと思っている。東京2025デフリンピックが、さまざまなコミュニケーションの方法を知っていただく機会になれば」と大会の意義を語った。

東京2025デフリンピックを成功させるため、多くの人々の支援が求められている。クラウドファンディングによる寄附は2024年5月24日7時から7月25日23時59分まで行われ、CAMPFIREのプロジェクトページから参加できる。事前の会員登録が必要で、お気に入り登録をしておくと開始日やページ更新時に通知が届く。寄附者には お礼状等が送付される予定だ。