ペット防災に不安93.4%、十分に備える飼い主は1.6% ユニ・チャーム調査
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原 豪久)は、犬猫のお悩み共有サービス『DOQAT(ドキャット)』の利用者を対象に実施した「ペットの防災に関する実態調査2026」の結果を公表しました。調査によると、93.4%の飼い主が災害時のペットに関する備えに不安を感じている一方、「十分に備えている」と回答した飼い主はわずか1.6%にとどまりました。フードと水における備蓄状況の差や、地域の避難所情報の収集不足など、ペットとの避難生活を見据えた具体的な課題が明らかになっています。

自然災害が相次ぐなか、2026年11月には防災庁の発足が予定されているほか、環境省では「人とペットの災害対策ガイドライン」の改定が進められています。特に「令和8年熊本地震」や「令和8年8月千葉豪雨」などの災害を機に、ペットの受け入れ対応や避難所内の居住環境を巡る課題に改めて注目が集まっており、今回の調査は現状の防災意識と備蓄・避難行動の実態を把握する目的で行われました。
9割超が備えに不安を抱える一方、「十分に備えている」はわずか1.6%
災害時のペットに関する備えについての質問では、93.4%が「不安」を感じていると回答しました。ペットのための防災準備の状況については、「あまり備えていない(39.5%)」と「全く備えていない(16.3%)」を合わせた55.8%が「備えが不十分」と感じており、「十分に備えている」と回答した方はわずか1.6%にとどまりました。
災害時の対応で不安に感じる主な内容(複数回答)としては、「ペットのストレスや体調悪化(81.2%)」が最も多く、次いで「一緒に避難できる場所がない(72.3%)」「フードや水の確保(69.5%)」が上位に挙がりました。また、およそ4人に1人にあたる22.3%が「何を備えればよいのかわからない」と回答しています。
水の備蓄はフードと約30ポイントの差、ローリングストックの実践は38.7%
ペット用の物資の備蓄状況(複数回答)では、「ペットフード」の備蓄率が83.2%に達した一方、「水」の備蓄率は51.6%にとどまり、約30ポイントの差が生じる結果となりました。

また、日常的に消費しながら買い足す「ローリングストック」の実践率は38.7%にとどまり、22.7%が「言葉自体を初めて聞いた」(言葉自体を知らない)と回答しました。

避難先は在宅や車中が主流、避難所情報の収集不足も浮き彫りに

災害時に想定するペットの避難先として最も可能性が高い場所については、「在宅避難(64.1%)」と「車中避難(23.7%)」が全体の9割近くを占め、公的な「指定避難所」を想定する方は4.7%にとどまりました。指定避難所を選ばなかった理由としては、「慣れた環境の方がペットのストレスが少ない(33.6%)」「避難所の受け入れ体制への不安(29.9%)」「周囲への配慮・気兼ね(18.4%)」が挙げられています。

地域の避難所に関する情報(ペット受け入れ可否など)を事前に「調べている」と回答した方は25.8%にとどまり、約4人に3人(74.2%)にあたる7割以上が事前に調べていない実態も判明しました。さらに、環境省が推奨する「同行避難(ペットと一緒に避難場所まで避難すること)」について、11.7%が「意味を知らない」と回答しています。

調査の概要
今回の調査概要は以下の通りです。
- 調査対象:全国の犬・猫を飼っている方
- 調査方法:インターネット調査(犬猫に関するお悩み共有サービス『DOQAT』の利用者さま)
- 調査期間:2026年9月3日(木)~9月9日(月)
- 調査人数:254人
ユニ・チャーム株式会社は、5つの切り口(赤ちゃん、女性、シニア、在宅介護、ペット)で日常生活に近い形での備えを提案する情報サイト『マイスタイル防災』(https://www.unicharm.co.jp/ja/csr-eco/mystylebosai.html)や、8万件以上のQ&Aが掲載されている犬猫のお悩み共有サービス『DOQAT』(https://doqat.jp/)を運営しています。

本記事はユニ・チャーム株式会社の発表をもとに作成しました。
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