2025年のアニメ産業市場は4兆4,491億円で過去最高 日本動画協会発表
一般社団法人日本動画協会は、2025年のアニメ産業の動向をまとめた『アニメ産業レポート2026』の市場規模に関する速報値を発表した。ユーザーが支払った金額を推定した広義のアニメ産業市場は4兆4,491億円(前年比115.8%)となり、市場規模と増加率がともに過去最高値を更新した。同協会は2026年12月上旬にレポートを刊行し、12月25日には執筆陣による刊行記念セミナーを開催する予定としている。
過去最高を更新したアニメ産業市場と海外展開
ユーザーが支払った金額を推定した広義の市場であるアニメ産業市場は、4兆4,491億円、前年比115.8%となり好景気が続いている。市場の内訳は、国内市場が1兆9,065億円(前年比114.1%)、海外市場が2兆5,426億円(前年比117.2%)となった。市場全体の構成比は国内42.9%、海外57.1%で、2024年の数値(国内43.5%、海外56.5%)と比較して海外の割合がさらに拡大している。


海外各国での劇場興行収入の上位やグローバルの配信ランキングの上位に日本のアニメが入ることは珍しくなくなり、ブレイクスルーは果たされたとしている。なお、ゲーム、アニメ、マンガ、実写映画・ドラマ、音楽といったコンテンツ産業は「基幹産業」として2033年に20兆円、アニメは6兆円の海外売上を目指す方針が示されている。





制作会社売上の「アニメ業界市場」も最高値を記録
アニメ制作会社の売上を推定した狭義の市場である「アニメ業界市場」も、5,055億円(前年比108.4%)となり、市場最高値を更新した。構成比は国内72.1%、海外27.9%で、2024年の数値(国内74.5%、海外25.5%)と比べて海外市場の割合が増加傾向にある。
アニメ業界市場の国内の数値には「制作費」売上が含まれているが、国内・海外からの権利収入を得られる会社も増えつつあるという。また、『アニメ産業レポート2026』におけるアンケートの自由回答では、今後の成長が期待される地域への展開のために言語や文化・法律に合わせたローカライズや海賊版対策の重要性が挙げられている。
速報値は、10月30日に「東京国際映画祭2026(TIFF2026)」と併催されたコンテンツマーケット「TIFFCOM2026」にて公表された。レポートおよび記念セミナーの概要は以下の通り。
『アニメ産業レポート2026』刊行概要
- 名称:『アニメ産業レポート2026』
- 発行元:一般社団法人日本動画協会
- 発行日:2026年12月上旬
- 判型等:A4 / 本文:約120ページ / 付録:折込図表4面
- 価格:22,000円 税込(予定)
- 販売:通信販売(書籍版 / ダウンロード版)はSPIインフォメーション、店頭販売(書籍版)はAKIBA INFO.×TOKYO ATOM –INFORMATION&SHOP–、京都国際マンガミュージアム ショップ、東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA、アニメ東京ステーション
刊行記念セミナー情報
- 名称:『アニメ産業レポート2026』刊行記念セミナー
- 日程:2026年12月25日(金)18:00~20:00(予定)
- 会場:東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東五号館 14階会議室
- 対象:『アニメ産業レポート2026』を事前購入、または当日会場にて購入した方
- 登壇者:『アニメ産業レポート2026』執筆陣
一般社団法人日本動画協会について
一般社団法人日本動画協会(The Association of Japanese Animations、略称:AJA)は、日本のアニメーション文化を守り育てるとともに、産業として世界に道を拓くため2002年5月に設立された。アニメーション制作会社を中心にアニメ産業に関わる各社が協力し、業界団体として他の業界団体や国、地方自治体等と連携しながら活動を行っている。
本記事は一般社団法人日本動画協会の発表をもとに作成。
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