CopySightが300万米ドル調達 動画対応のAI著作権確認版も提供開始
生成AIで制作されたコンテンツの権利侵害リスクを公開前に確認できるサービスを手がけるCopySight(米国ロサンゼルス、共同創業者兼CEO:Artem Petrov)は、シードラウンドで総額300万米ドル(約5億円)の資金調達を実施しました。今回のラウンドではMucker Capitalがリード投資家を務めています。同社は同時に、従来の画像に加えて動画のチェックにも対応した「CopyScore™ V2」の提供を開始しました。
動画を1コマずつ解析する「CopyScore™ V2」の提供を開始
CopySightは、映像スタジオやゲーム会社、配信プラットフォーム、一般企業向けに、AIで生成したコンテンツの著作権リスクを確認・管理するサービスを展開しています。新たに提供が始まった「CopyScore™ V2」は、画像を1コマずつ解析することで、著作権や肖像権に関する問題の有無を調べます。
同社独自の採点システム「CopyScore™」では、他人の作品の権利をどの程度侵害するおそれがあるか、および作成されたもの自体が著作権で保護される作品にあたるかの2点を評価します。具体的には以下の5つの観点から既存の作品やブランドとの類似性を検証します。
- 商標(ロゴなど)
- キャラクター
- ブランドや、誰もが知っている特徴的なデザイン
- 有名人の顔や姿
- アート作品や作家の画風
解析結果は改ざんできない「制作の記録(chain-of-creation record)」として保存され、法務や制作の担当者が公開判断の根拠や社内外向けの説明資料として活用できます。
今回のシードラウンドにおける投資元の内訳および調達の概要は以下の通りです。

- 調達額:300万米ドル(シードラウンド)
- リード投資家:Mucker Capital
- 参加投資家:Taisu VC、Flint Capital、Yellow Rocks!
調達した資金は、独自の採点技術を企業の動画制作プロセスへ深く組み込み、AI生成コンテンツを安心して商用利用できる環境を整えるために充当される予定です。
2026年1月以降で16万6,000件超のチェックを処理
同社のサービスは、2026年1月以降で累計16万6,000件以上の著作権・権利リスクチェックを処理しており、利用量は100倍以上に拡大しています。
創業メンバーはSnap、Apple、Metaの出身者で構成されています。アドバイザーにはDoug Shapiro氏(元Turner/WarnerMedia最高戦略責任者)やTomasz Kornuta氏(NVIDIAシニアリサーチマネージャー)が名を連ねています。
導入企業および試験導入パートナーには、サントリー、シチズン時計、AGBO、Gennie Studio、Fairground、OpenArt、TopView、Imagine Artが並ぶほか、ハリウッドの主要スタジオ3社ともIPの確認・検証で連携を進めています。
同社の共同創業者兼CEOであるArtem Petrov氏は、AI制作における客観的な安全性の証明の重要性を指摘した上で、米国以外で最大のIP市場である日本に向けて「日本のクリエイターやスタジオの皆さまに貢献していくことをお約束します」と述べています。
CopySightの概要
- 会社名:CopySight
- 所在地:米国ロサンゼルス
- 代表者:共同創業者兼CEO Artem Petrov
- 公式サイト:https://copysight.ai/
本記事はCopySightの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



