博報堂生活総研の2026年11月消費意欲指数は46.6点で前月比やや上昇
株式会社博報堂のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に実施した「来月の消費予報」の調査結果を発表した。2026年11月の消費意欲指数は46.6点となり、前月比では+0.9ptとやや上昇し、前年比では+0.3ptで横ばいとなった。セールへの期待はあるものの、年末年始に向けた節約意識や物価高の影響により、消費意欲は高まりきらない見通しとなっている。
例年11月は消費意欲指数が前月から微増することが多い傾向にあり、今年も前月比で+0.9ptの上昇を記録した。


消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べてポジティブな回答は10月344件から11月336件、ネガティブな回答は10月865件から11月881件と、ともに横ばいとなった。ポジティブな回答の内訳では、「(セールがある・欲しい商品の発売時期など)買い物の好機」が10月8件から11月41件へと増加した。一方、ネガティブな回答では、「年末年始のために我慢」が10月15件から11月61件へ、「金銭的な理由で節約・我慢」が10月176件から11月215件へ増加した一方で、「欲しいものがない・意欲がない」は10月362件から11月313件へ減少した。
前年との比較では、ポジティブな回答が25年11月349件から26年11月336件、ネガティブな回答が25年11月862件から26年11月881件と、ともにほぼ横ばいとなった。「(セールがある・欲しい商品の発売時期など) 買い物の好機」は25年11月22件から26年11月41件とやや増加したものの、「(季節もの以外で)出費の予定・欲しいものがある」は25年11月172件から26年11月146件とやや減少した。ネガティブな回答では、「節約・倹約したい」が25年11月39件から26年11月76件へ増加し、「欲しいものがない・意欲がない」は25年11月360件から26年11月313件へ減少している。
物価高への懸念が高水準で推移
理由のなかで「物価高・値上げ・円安」に関する回答は、25年11月179件から26年10月164件、26年11月191件へと推移しており、前月比で増加、前年比でもやや増加して依然として高い水準が続いている。
自由回答にはブラックフライデーへの言及も散見されセールへの期待がみられるものの、物価高への懸念や年末年始に向けた節約意識の強まりを背景に、消費意欲の高まりは限定的になると予想されている。なお、帝国データバンクの『「食品主要195社」価格改定動向調査―2026年10月』によると、10月には食品飲料で3,000品目以上が値上げされており、9月に引き続き2ヵ月連続で値上げが3,000品目を超えるのは3年3ヵ月ぶりとなった。
外出・食関連で消費意向が減少
「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合を示す消費意向は25.7%となり、前月比で-0.7ptと横ばい、前年比では-2.4pt低下した。
16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「旅行」「外食」が20件以上減少した。前年比では「旅行」「食品」「外食」「飲料」でそれぞれ20件以上減少しており、外出や食関連の落ち込みにより、11月の消費意向は控えめとなる見通しが示されている。
本記事は博報堂生活総合研究所の発表をもとに作成。一部データは帝国データバンクの公表情報に基づく。
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