博報堂 DE&I考えるカードゲーム さあ、なんていう?™︎ を無償公開へ
東京都港区に本社を置き、代表取締役社長を名倉健司が務める株式会社博報堂は、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)について考えるコミュニケーションカードゲーム「さあ、なんていう?™︎」を無償公開すると発表した。同社の社内プロジェクトである博報堂キャリジョ研プラスが開発を手がけ、カード本体や回答用シートを提供する。日常で起こりうるコミュニケーションギャップに着目し、多様な立場や価値観を想像しながら対話を行うツールとなっている。


「さあ、なんていう?™︎」は、職場や家族、友人関係などで生じるすれ違いを題材に、数人でチームを組んで行う対話ツールである。プレイヤーはテーマが書かれたカードを1枚選び、カード上の「あなた」になりきって「相手」にかける言葉を考え、共有した上でチームとしてのベストな言葉を検討する。
開発にあたっては、DE&Iに関する発信や企業支援を行う株式会社TIEWAがアドバイザーとして協力した。カードには登場人物の表情や感情を伝えるマンガ表現が採用されており、文字だけでは捉えにくい空気感を直感的に理解できるよう工夫されている。また、正解や不正解を競うクイズ形式ではなく、プレイヤー同士が気づき学び合うことを目指したフラットな設計が特徴となっている。
社内での検証実績
博報堂では、本ゲームを相手の背景や本音を想像するトレーニングやチームビルディングのツールとして位置づけ、過去1〜2年にわたり社内のさまざまな部門で有効性を検証してきた。その結果、相手が抱える感情への想像や、無意識の思い込みへの気づきを促す効果が確認されたとしている。社内のキックオフや交流会、研修などで活用され、相互理解の促進につながったという。
提供方法と研修サポート

本ツールは、企業や団体、学校などで導入できるよう、以下の2つの方法で提供される。
- ツールのダウンロード(無償)
ゲームに使用する基本セットは、指定のURLから無償でダウンロード可能となっている。
- 【カード本体】https://files.hakuhodo.co.jp/files/user/2026/10/20261030_cards.pdf
- 【回答用吹き出しシート】https://files.hakuhodo.co.jp/files/user/2026/10/20261030_speech bubbles.pdf
- 【ゲーム説明資料】https://files.hakuhodo.co.jp/files/user/2026/10/20261030_guide.pdf
- 個別のお問い合わせによる対応
本格的な導入を検討する担当者向けに、以下のサポートが用意されている(問い合わせ先:kyarijoken-plus@hakuhodo.co.jp)。
- サポート資料の提供(無償):ファシリテーター向け研修進行ガイドや回答・解説シートを個別に提供する。
- 出張研修(有償):博報堂キャリジョ研プラスのメンバーがファシリテーションを行う研修を実施する。オプションとして株式会社TIEWAによる専門的な解説や講義も提案可能としている。

安全に対話を行うためのグランドルール
本ゲームは日常に潜む立場の違いのほか、SOGIハラスメントになり得る事象などセンシティブなテーマも扱っている。参加者の中に当事者がいる可能性に配慮し、二次加害や意図しないアウティングを防ぐため、実施時には以下のグランドルールを設定することが求められている。
- 他者の発言を否定・ジャッジしない
- 属性を決めつけない
- 話したくないことはパスできる
- ゲーム中に聞いた話は口外しない
本記事は株式会社博報堂の発表をもとに作成。
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