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Trip.com Group調査で75.4%がサステナビリティ重視 新機能も

グローバルオンライン旅行サービスプロバイダーのTrip.com Groupは、世界4地域・29市場の8,777人を対象に実施した「2026年サステナブル旅行消費者レポート」を発表しました。調査では旅行者の75.4%が旅行を計画・選択する際にサステナビリティを重視し、56.8%が意識的に、より持続可能な旅行の選択肢を選んでいる実態が判明しました。これを受け同社は、旅行者が行った持続可能な選択を一元的に可視化する新機能「My Travel Impact」をTrip.comアプリ内に導入しました。

世界4地域・29市場で調査、75.4%がサステナビリティを重視

調査結果によると、より持続可能な旅行を選ぶ動機としては「環境に対する責任」(52.5%)や「将来世代のために旅行先を保全すること」(50.8%)が上位を占め、44.4%が「より本物らしい、現地ならではの旅行体験ができること」を挙げました。

一方、持続可能な選択を行う上での最大の障壁は「価格の高さ」(37.1%)で、「不便さや追加の手間」(29.8%)や「より持続可能な選択肢を見分けることの難しさ」(27.1%)が続いています。旅行全体の選択基準としては「価格」(64.1%)と「品質・快適性」(61.8%)が重視されています。

旅行体験を豊かにする要素としては「自然やアウトドアを楽しめる旅行先を訪れること」(41.6%)が最も多く、「景色を楽しめる鉄道旅行」(34.1%)や「混雑の少ない、まだあまり知られていない旅行先を訪れること」(32.7%)、「サステナビリティへの取り組みが充実したホテルに宿泊すること」(31.9%)、「オフシーズンに旅行すること」(29.6%)が評価されました。

旅行先への訪問意欲を高める要素には「公共交通機関の充実や炭素排出量の少ない移動手段」(56.0%)と「自然・文化遺産の保護」(50.6%)が挙がったほか、旅行者の37.2%が「異常気象による影響を受けるリスクが低い旅行先を選びたい」と回答しています。

新機能「My Travel Impact」で選択を一元的に可視化

オンライン旅行会社(OTA)に求める機能としては「分かりやすいサステナビリティ表示・ラベル」(41.6%)が最多で、32.7%が「予約による炭素排出への影響を確認できるダッシュボード」を希望しました。また、64.2%が「より持続可能な旅行商品の充実度が、予約プラットフォームの選択に影響する」と回答しています。

Trip.comアプリ内に導入された「My Travel Impact」は、旅行者が行った持続可能な選択を一つのダッシュボードに集約する機能です。以下の3つのカテゴリーで情報が表示されます。

  • ホテル:第三者機関によるサステナビリティ認証に基づく、Trip.comの「Certified Sustainable」ラベルが付与された宿泊施設での宿泊日数を表示
  • 航空券:トラバリスト(Travalyst)が推奨する「Travel Impact Model」を使用し、比較可能なデータがある場合に排出量の少ないフライト選択で回避できたと推定される排出量を表示
  • 鉄道:比較可能なデータがある場合、ガソリン車での移動と比較して鉄道選択により削減できたと推定される排出量を表示

Trip.com Group CEOのジェーン・スン(Jane Sun)氏は、旅行業界には旅の価値を支える土地や自然、地域社会を守る重要な役割があるとし、旅行体験のあらゆる場面にサステナビリティを取り入れる取り組みを進めていると述べています。

日本市場の動向と世代別の傾向

日本市場の調査では、旅行者の55.0%が旅行先や旅行商品を選ぶ際にサステナビリティを重視しており、27.0%がよりサステナブルな旅行を意識して計画した経験があると回答しました。選ぶ理由としては「より深く本格的な旅行体験がしたい」(37.8%)が最も多く、主な課題として「旅行費用が高くなる」(31.8%)が挙げられています。また、40.0%がサステナブルな旅行商品を提供するオンライン旅行会社(OTA)を積極的に選択する、または選択する可能性があるとしています。

世代別では、若い世代ほど持続可能な旅行への関心が高い傾向が見られます。意識的により持続可能な旅行の選択肢を選んだ割合は以下の通りです。

  • Z世代:69.5%
  • ミレニアル世代:63.0%
  • X世代:50.6%
  • ベビーブーマー世代:40.6%

また、Z世代の76.7%が「より持続可能な旅行商品の充実度がオンライン旅行会社(OTA)の選択に影響する」と回答しました。

業界連携と会社概要

Trip.com Groupは、GSTC(世界持続可能観光協議会)やTravalystなどの業界パートナーと連携して信頼性の高いサステナビリティ認証や一貫性のある排出量情報の提供を支援しているほか、WWF(世界自然保護基金)などの団体によるガイダンスを参考に実践的なアドバイスの発信にも取り組んでいます。

Trip.com Groupの概要は以下の通りです。

  • 設立:1999年
  • 上場:2003年にNASDAQ上場(NASDAQ:TCOM)、2021年に香港証券取引所HKEXに上場(9961.HK)
  • 保有ブランド:Trip.com、Ctrip、Skyscanner、Qunar
  • ウェブサイト:group.trip.com

本記事はTrip.com Groupの発表をもとに作成しました。

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