PLiBOT、住友倉庫の共創パートナーに採択 物流ロボットの協働モデル実証へ
PLiBOT株式会社は、東京都の「TIB CATAPULT」採択クラスターである「Tokyo Logistics Co-Creation Cluster」が実施するプログラムにおいて、株式会社住友倉庫の共創パートナーに採択された。取り扱う貨物や保管場所、作業動線の変化が大きい営業倉庫において、人とロボットが協働する運用モデルの確立を目指す。2027年3月まで住友倉庫の営業倉庫で実証実験を行い、2027年5〜6月に成果発表会が予定されている。
営業倉庫における自動化の課題と共創の背景
物流業界では、多種多様な貨物や関係者が存在することにより、人手や経験への依存と業務・情報の分断が生じている。さらに、労働人口の減少と需要変動の拡大により、従来の仕組みのまま持続的な運営を維持することが難しくなりつつある。
特に営業倉庫は、荷主ごとに扱う貨物が異なり、保管場所や作業動線も日々変動する特性を持つ。そのため、固定されたレイアウトを前提とする自動化設備では投資回収が難しく、人を排除した専用エリアを前提とする従来の自動化システムをそのまま適用することも困難だった。PLiBOT株式会社は、住友倉庫の現場に自社の制御技術を組み合わせることで、営業倉庫の環境に適した運用モデルの構築を図る。

強化学習を活用した群制御と安全設計
今回の共創テーマは「変化に柔軟に対応し、人とロボットが協働する運用モデルの実現」と設定されている。異なるメーカーの複数ロボットと既存設備、人の作業を単一の管制下で稼働させる統合制御・群制御技術に、複数台の走行順序を調整する強化学習技術を組み合わせる計画だ。
同社のロボット群管理・統合制御プラットフォームは、メーカーやブランド、運動特性を問わず異種のAMRやAGFを統合し、エレベータや自動ドアなどの建物設備、産業機械と連携して制御できる点を特徴とする。これは、日々レイアウトが変化する建設現場で実績を重ねてきた技術である。
現在開発を進めている次世代基盤では、衝突回避や排他制御は決定論的な制御によって安全を保証し、学習機能には走行効率の判断のみを担わせる構造を採用している。安全性を学習に委ねない設計とすることで、既存の安全ロジックを維持しながら効率性を向上させる狙いがある。
今後のスケジュールと採択プログラム概要
住友倉庫の営業倉庫における実証は2027年3月まで行われ、2027年5〜6月に本クラスターによる成果発表会が予定されている。
本取り組みは、株式会社大林組から2022年8月に分社して設立されたPLiBOT株式会社(本社:東京都葛飾区青戸三丁目2番2号、代表取締役社長:佐藤正明)が、オープンイノベーションプログラム『Tokyo Logistics Co-Creation Cluster オープンイノベーションプログラム「LOAD」2026』に応募し採択されたものとなる。
- 商号:PLiBOT株式会社
- 設立年月:2022年8月
- 資本金:2.5億円
- Webサイト:https://www.plibot.co.jp/
本記事はPLiBOT株式会社の発表をもとに作成されています。
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