ServiceNow第3四半期は総売上高41.06億ドル、通期見通しを上方修正
ServiceNowは2026年10月28日、2026年9月30日に終了した2026年度第3四半期の業績を発表しました。同四半期の総売上高は41.06億ドルに達し、すべての売上成長および収益性指標においてガイダンスの上限を上回りました。これに伴い、同社は通期のサブスクリプション売上およびフリーキャッシュフローマージンの見通しを上方修正しています。
2026年度第3四半期の業績ハイライト
2026年度第3四半期のサブスクリプション売上高は39.88億ドルで、前年同期比21%増(為替変動の影響を除いた場合は20.5%増)となりました。総売上高は41.06億ドルとなり、前年同期比20.5%増(為替変動の影響を除いた場合は20%増)を記録しています。
契約関連の指標では、向こう12ヶ月間に計上予定の契約売上を示す当期残存履行義務(cRPO)が136.5億ドルとなり、前年同期比20.5%増(為替変動の影響を除いた場合は21%増)でした。残存履行義務(RPO)は297億ドルで、前年同期比22%増(為替変動の影響を除いた場合は22.5%増)となっています。
大口取引も拡大しており、新規純年間契約価値(ACV)が500万ドル以上の取引が19件と前年同期比135%超の増加となったほか、ACVが500万ドル以上の顧客は前年同期比で約23%増の680社となりました。
AI事業の成長と財務目標の引き上げ
AI分野の需要拡大を受け、ServiceNowは2026年のAI年間契約価値(ACV)目標を、年初の10億ドルから70%増となる17億ドルへ再度上方修正しました。
ServiceNowのプレジデント兼CFOであるジーナ・マスタントゥオーノ(Gina Mastantuono)は、顧客によるエージェンティックAIの活用が急速に拡大し、本番環境における年初来の利用量が前年同期比で13倍以上に達していると言及しています。また、設備投資(CAPEX)を削減し、通期のフリーキャッシュフローマージン目標を100ベーシスポイント引き上げて36%に設定したことを明らかにしました。
会長兼CEOのビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、同四半期について「ServiceNowが『スーパーインテリジェンス・コントロールタワー』としての転換点を迎えた四半期となったのです」と述べています。
同社はパートナーシップの拡充およびエンタープライズでの導入事例も公表しました。
- OpenAIとのパートナーシップ拡大を発表し、Action FabricによるChatGPT向けの新しいServiceNowプラグインの提供を開始
- HPEがクラウド&AI事業におけるカスタマーサポートおよびフィールドサービス変革に向けてServiceNowを採用
- Stagwellが40か国以上の70を超える代理店と1万人の従業員においてサービスデスクを統合するため、ServiceNow AI Platformを選定
- Google Cloudとともに、Gemini Enterpriseにヘッドレスで統合される新しい業界ソリューションを発表
- NVIDIAとともに、エンタープライズ向けパーソナルエージェント「ServiceNow Arc」およびポリシー適用を発表
そのほか、ThriveやCprime傘下のINRYにおける導入実績も示されています。
新技術の発表とグローバル展開
セキュリティおよびガバナンス領域において、同社は新たな取り組みを公開しました。Anthropic、Amazon Web Services (AWS)、Cisco、HiddenLayer、Kong、NVIDIA、Okta、OpenAI、Stripe、WitnessAI、Zenityが設立メンバーとして参加する「コントロールタワーアライアンス」を発足させたほか、AIエージェントの適用範囲をリアルタイムで検証する「AI Passport」、AIネイティブのサービスデスク「Flow」、6つの統合ソリューションスイートを備えた「Autonomous Security」などを発表しています。
グローバル展開では、ドイツのブンデスリーガにおける公式CRMパートナーへの指名、Aramco Digitalとのデジタルワークフロー標準化に関する合意締結、ならびにブラジルのサンパウロにおける専用オフィスの開設が報告されました。
本記事はServiceNow, Inc.の発表をもとに作成されています。
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