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交通経済研究所、運輸と経済11月号を2026年11月6日に発売へ

東京都新宿区に拠点を置く一般財団法人 交通経済研究所(理事長:高橋眞)は、交通の研究専門誌「運輸と経済」11月号を2026年11月6日(金)に発売する。

今号の特集テーマは「国際海上輸送の展開」となっており、外航海運の動向や海上輸送における国際法、造船業の動向など様々な視点から国際海上輸送の将来や想定されるリスクについて考察している。さらに、鉄道政策・運賃制度に関する座談会をはじめとする多彩な連載記事も掲載される。

特集「国際海上輸送の展開」の構成

原油調達の大部分を中東に依存する日本において、ホルムズ海峡の封鎖や通航制限は国際海上輸送の課題や安定維持の重要性を浮き彫りにした。今号では現状を捉えながら、国際海上輸送の将来やリスクについて多角的な考察を行っている。

誌面では、学識者、専門家、事業者の視点から国際海上輸送の可能性を議論する座談会「不確実な世界における国際海上輸送の将来」を掲載する。参加者は松田 琢磨氏(神奈川大学教授)、松尾 豪氏(エネルギー経済社会研究所)、林 龍太氏(商船三井)、司会の花岡 伸也氏(東京科学大学教授)の4名となっている。また、日本の成長戦略における17の戦略分野のひとつである造船について、東海大学特任教授の大坪 新一郎氏による論稿「日本における造船業の動向と再生・強化に向けての取り組み」も収録した。

特集内のその他のラインナップは以下の通り。

  • 巻頭言「費用最小化から途絶リスク最小化へ」:花岡 伸也氏(東京科学大学教授)
  • 論稿「外航海運の動向とチョークポイント」:林 光一郎氏(日本郵船)
  • 論稿「海運ビッグデータに基づく最近のディスラプション・イベントのインパクト」:柴崎 隆一氏(東京大学大学院准教授)
  • 論稿「コンテナ船社の航路戦略―定期船事業からコンテナ船事業へ―」:幡野 武彦氏(日本海事新聞社)
  • 論稿「海上輸送における国際法―旗国主義を基礎とする秩序とその変容―」:瀬田 真氏(早稲田大学教授)
  • 論稿「日本及び諸外国の船員教育・海技資格制度にかかる動向」:野村 摂雄氏(日本海事センター)

欧州の鉄道政策に関する特別座談会や港湾DXなどの連載

今号の連載では、株式会社TMEICの早川 真澄氏と中村 大介氏へのインタビューとして、港湾の課題や提供サービス・システム、海外との違い、AIの導入といった港湾DXの取り組みを伝える「交通のいま『港湾DXの取り組み』」が掲載される。

また、交通経済研究所の調査研究センターが実施した研究プロジェクト「鉄道政策・運賃制度」特別座談会「欧州におけるPSO(公共サービス義務)による公共交通サービスの提供と運賃の位置づけ」の模様も紹介される。当研究所が2025年度から進めている欧州の鉄道政策と運賃制度に関する調査研究について、2026年7月に公表した「欧州における鉄道・公共交通政策と運賃制度の現状と動向」の成果を踏まえ、宇都宮 浄人氏(関西大学教授)、南 聡一郎氏(金沢大学専任講師)、調査研究センターの髙野 裕作、木村 友哉、朱 廣露、田邉 理恵、土方 まりこが意見交換を行っている。

連載のその他のラインナップは以下の通り。

  • 観光列車ビジネスの全貌「阪急が『京とれいん雅洛』、追加料金無料の裏にある大胆戦略」:大坂 直樹氏(経済ジャーナリスト)
  • 欧州鉄道よもやま話「ヨーロッパにおけるコンテナ輸送事情」:橋爪 智之氏(欧州鉄道フォトライター)
  • 鉄道がつくった街・人・文化「みかん列車があった頃」:岩成 政和氏(鉄道研究家)
  • キーワードで紐解く交通事業者の財務戦略「資本コストを意識した経営を進める運輸各社」:姫野 良太氏(JPモルガン証券)
  • 交通経済学入門の入門「常識に反する規制の話」:竹内 健蔵氏(東京女子大学教授)
  • 研究室紹介「地域の『移動』を支える仕組みを考える」:松野 由希氏(淑徳大学教授)
  • 資料室便り[当研究所資料室の新着図書、所蔵資料のご紹介]
  • はちやの本棚―乗りものは読みもの―「臨3311に乗れ」:蜂谷 あす美氏(旅の文筆家)

刊行物および研究所の概要

「運輸と経済」は1947年創刊の月刊の交通経済・経営の専門誌であり、交通全般にわたる調査・研究の発表の場として研究者、事業者、行政担当などが寄稿している。

同誌は当研究所HPで販売され年間定期購読の申し込みも受け付けるほか、Amazonでは各号発売日以降に購入ページが開設される。実店舗では書泉グランデ(神保町駅)、書泉ブックタワー(秋葉原駅)で最新号が取り扱われるが、在庫には限りがあり、最寄りの書店への問い合わせによる取り寄せが可能な場合もあるとしている。

誌面仕様

  • 書名:「運輸と経済」
  • 発行:一般財団法人 交通経済研究所
  • 発行日:毎月一日
  • 仕様:B5判/約110頁
  • 定価:1,100円(税抜価格1,000円)

一般財団法人 交通経済研究所 概要

設立より80年にわたり産・官・学の連携を深めてきた民間シンクタンクで、主に3つの分野で事業を展開している。

  • 会社名:一般財団法人 交通経済研究所
  • 所在地:東京都新宿区信濃町34番地
  • 事業内容:調査・研究事業、情報サービス事業、日本交通学会事務局
  • HP:https://www.itej.or.jp/
  • 「運輸と経済」公式X:https://x.com/ITEJ_unyukeizai

本記事は一般財団法人 交通経済研究所の発表をもとに作成。

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