カッコイーブイbase-con 集合住宅向けEV充電の仕組みを発表
株式会社カッコイーブイbase-conは、マンションやアパートなどの集合住宅における電気自動車(EV)充電インフラの導入課題に対応する仕組み「(EV)カッコイーブイ」を発表しました。実用新案登録済みの電磁接触器一体型分電盤と24戸用ジャンクションボックス(JB)を基本構成とし、既存マンションの大規模修繕や新築時の計画段階から充電環境を整えやすくすることを目指しています。現在、熊本市中央区の新築賃貸マンションにおいて導入施工が進められています。
各戸の分電盤を活用し費用負担を明確化

「(EV)カッコイーブイ」は単体の充電器製品ではなく、既存の電気設備などを活用して充電環境を構築するための仕組みおよびシステム企画です。充電設備の電源を各戸の分電盤から引く構成を基本とし、住戸ごとの契約電力や電気設備などの条件を確認しながら計画します。
この構成により、充電に使用した電気料金は各戸の電気契約に基づいて算定され、利用者自身が負担する形となります。共用部の設備や工事費については、建物の条件や管理組合の合意に応じて整理されます。また、市販のボックスや標準的な端子盤などを活用した24戸用ジャンクションボックス(JB)を提案しており、縦横の連結による拡張性を持たせることで、駐車区画の変更などにも結線変更などで対応できる構成を目指しています。
既存・新築それぞれの建物条件に応じた施工方法
既存マンションにおいては、計画修繕のタイミングに合わせて足場設置や外壁補修塗装、アスファルト補修などを検討することで、単独工事に比べた導入コストの抑制を目指します。
新築マンション向けには、外構工事の段階でプレキャストコンクリート製の基礎構造「(EV)ベースコン」を先行埋設し、住戸内に電磁接触器一体型分電盤を設置する手法を提案しています。これに向けて、熊本不二コンクリート工業株式会社との連携も進められています。なお、地面への施工が難しい自走式駐車場では、駐車場内の柱や手すりなどをコンセントの固定場所として活用し、空中配線による施工を検討するとしています。
熊本市中央区の新築賃貸マンションで施工が進行
現在、熊本市中央区の新築賃貸マンションにおいて、「(EV)カッコイーブイ」の導入施工が進められています。対象となる計画物件は地上12階建て、33戸、駐車区画29台の規模で、現在は5階部分の型枠建て方が進行しています。新築工事の段階からEV充電インフラを見据えて導入を進める事例と位置づけられています。



本方式に関連する知的財産として、同社は2026年10月29日時点で以下の実用新案登録および商標出願を行っています。
- 実用新案登録第3257129号「集合住宅における電気自動車充電設備」
- 実用新案登録第3257709号「電気自動車用充電設備の基礎構造」
- 実用新案登録第3257975号「電磁接触器一体型分電盤」
- 商標登録出願中 商願2026-062913「(EV)カッコイーブイ」
- 商標登録出願中 商願2026-077441「カッコイーブイベースコン」
同社は今後の全国普及に向け、各地域で事業を担う企業を選定し、地域ごとの独占ライセンス方式で展開する計画です。ライセンス先企業が地域の修繕・改修工事会社や建築・建設会社などと連携して既存マンションへの導入を図るほか、新築マンションについてはデベロッパーや設計事務所などとの連携を目指します。
今後は市場の反響やニーズを確認しながら、関連商品の既製品化や協力メーカーとの連携を進める方針です。さらに、台湾など海外への「(EV)ベースコン」の展開や、戸建て住宅向けの提案も視野に入れています。
会社概要
- 会社名:株式会社カッコイーブイbase-con
- 代表者:代表取締役 田中 春利
- 所在地:熊本県熊本市中央区桜町3-30-814
- 事業内容:集合住宅向けEV充電インフラシステムの企画・提供、ライセンス事業
- 電話:096-227-7718
- ホームページ:https://kakko-ev.co.jp/
本記事は株式会社カッコイーブイbase-conの発表をもとに作成されています。
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