建設会社のExcel案件管理で約8割にヒヤリ経験 Archi Village調査
建材情報の総合プラットフォーム「建材サーチ」やオールインワン業務管理ツール「アーキLink」を運営する株式会社Archi Villageは、建設業におけるExcelを用いた案件管理に関する実態調査の結果を公表しました。調査対象は、工事案件の管理にExcelを主な手段として使用している従業員3〜30名の建設会社において、案件管理に責任者または担当者として携わる100名です。その結果、約8割が業務中にヒヤリとした経験を持ち、資料の作り直しなどの実害につながっている実態が明らかになりました。

8割近くがヒヤリ経験 最多は誤った上書き保存
調査において、Excelで管理しているものを尋ねたところ、「見積書・発注書などの帳票」が76.0%で首位となり、「工程表・スケジュール」が68.0%、「案件一覧・顧客情報」および「原価・支払いの管理」がそれぞれ50.0%で続きました。1つの工事案件につき作成される関連Excelファイルの数は、「3~5個」が35.0%で最多となり、「6個以上」と「多すぎて数えたことがない」を合わせると約4割を占めています。また、管理する中で「どのファイルが最新版かわからない」と感じた経験がある人は、「何度もある」(26.0%)と「ときどきある」(42.0%)を合わせて約7割に達しました。

Excelでの案件管理におけるヒヤリとした経験については、「誤った上書き保存で、元のデータに戻せなくなった」が46.0%で最も多く、次いで「古いファイルを最新版と思い込んで作業を進めた」が32.0%、「ファイルを誤って削除・消失してしまった」が31.0%となりました。

実害のトップは資料や数字の作り直し

ヒヤリ経験がある回答者(80名)に対し、実際の業務への影響を質問したところ、「資料や数字の作り直しに時間を取られた」が38.8%でトップとなりました。次いで「見積・請求の金額を間違えた」が23.8%、「工程の遅れや手戻りが発生した」が18.8%となっています。なお、「特に影響はなかった」は22.5%、「影響が出る前に気づき、対処できた」は13.8%でした。
自由回答では、「上書き保存してしまって、ファイルを一から作り直した」という声のほか、「見積もり金額間違えで安く受注するところだった」などの具体的なトラブル事例も挙げられました。

個人PCへの保存や不在時の情報共有に課題
案件管理用Excelファイルの保存・共有方法については、「社内の共有サーバー・共有フォルダに保存している」と「各担当者のパソコン内に保存している」がそれぞれ46.0%で並びました。以降は「クラウドストレージで共有している」が27.0%、「USBメモリなどの外部媒体で受け渡している」が24.0%と続いています。

また、休暇や外出、退職といった担当者の不在時に、必要なExcelファイルが見つからない、または案件の状況がわからずに困った経験については、「ときどきある」が42.0%、「何度もある」が12.0%となり、半数以上が課題を感じていることが示されました。

一元管理の仕組みに約8割が前向き

案件・工程・売上・原価などの情報を一つのシステムでまとめて管理できる仕組みの利用意向を尋ねたところ、「非常にそう思う」が18.0%、「ややそう思う」が58.0%となり、合わせて76.0%(約8割)が前向きな回答を示しました。

利用したいと回答した76名にその理由を聞いたところ、「上書きや消失のリスクを減らせるから」が52.6%で最多となりました。次いで「どれが最新版か迷わずに済むから」と「担当者が不在でも案件の状況を確認できるから」がそれぞれ38.2%で同率となっています。

- 調査名称:建設業のExcelでの案件管理に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2026年8月26日〜2026年8月28日
- 有効回答:従業員3〜30名の建設会社で、工事案件の管理(案件情報・工程・売上・原価など)にExcelを主な手段として使用し、案件管理に責任者または担当者として携わっている方100名
- 株式会社Archi Village(代表取締役CEO:竹内 将高、所在地:東京都港区芝公園3丁目1番22号 JMAビル6F)
- 関連リンク: https://lp.archi-link.jp/ (アーキLink) / https://archi-village.com/ (コーポレートサイト)
本記事は株式会社Archi Villageの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



